▼▼▼小林 蒼織
小林 蒼織/こばやし さおり
年齢:16歳 身長:164p 血液型:A 誕生日:5月25日
モチーフフラワー:イベリス イメージカラー:トワイライト・スカイ
ICV:なし お相手:神楽坂宗司
・高校入学と同時に神奈川から越してきた女子生徒。
女子の平均より背が高い以外には特に特筆する事の無い極々普通の一般人であり、これから先もこのまま、の筈だった。
・肩に付く位のミディアムの黒髪を無理矢理括っており、瞳は輝くようなエメラルドグリーン。だが常に猫背で俯き気味である事から前髪で隠れ、その瞳は曇っている事が多い。短い髪は中学時代に所属していたバドミントン部の名残であり、短いままにする理由が無くなった為伸ばしている。
・人見知りで無口、コミュ障。自分よりも他人を優先し、対人関係の苦い記憶から必要が無ければ自ら男女問わず接点を持つことは殆どない。故郷の神奈川から越して来た為友人もおらず、余計に孤立しがちだが孤独は苦ではない為余計に質が悪い。
・逆を言えば心を許しても良いと思った相手には普通に話すし話が合うならテンションも上がる。普段は必死に表情を殺しているが笑いのツボが浅い為直ぐに笑うし幼少期の経験から何だかんだで面倒見がいい。そして流され易く、好きな事に関しての集中力とフットワークの軽さは普段の倍近い。
・生まれた時から、平均の新生児より一回り大きかった。そう聞かされている。
・彼女は「普通の女の子」に憧れている。平均的な身長、体重。世の中はそんな女の子に優しく出来ているから。可愛い洋服も、愛らしい装飾が施された靴も、「普通」より一回り逸脱した蒼織には無縁の存在だった。だから憧れて、羨望した。可愛い普通の女の子だったらあんな風に、と仲睦まじく手を握る男女を意味無いことと分かりながらも眩しそうに見つめながら。
・地元からの転校、知らない土地に知らない顔。元々積極的に話しかけにいく質でもない「私」は、矢張り周囲から浮いたまま慣れない日々を過ごしていた。……日光への移動教室への班決めがあるまでは。
・自分の出席番号から数個前に、他の異性のクラスメイトとは一線を介したような男子が居る事は知っていた。神楽坂宗司。転校して間もない「私」でも、噂くらいは小耳に挟んだことのある男子。1年のルーキーながら有力選手として期待をされている、女の子からの人気も鰻登りな生徒。けれどまあ、「私」には関係ないと思っていたのに。
・始まりは一年の移動教室での趣味の合致による意気投合。転換点は、片腕を包帯で固定した神楽坂が重そうな荷物を持って歩いているところを見てしまった事。そして極めつけが、楽しそうにドラムを叩く彼に見惚れてしまった事。
これは、私が憧れに至る物語。星に選ばれる、物語。
【神楽坂宗司】
ただのクラスメイトから始まり、歴史好きとして接点を持ち、友人となり、気付いたら外堀を埋められていた。
クソデカ感情(という名の恋情)を抱いてからは付き合う前も付き合った後も逃亡を試みる「私」と狩人の神楽坂で攻防戦が起きる。そして九割九分「私」が負ける。
顔が良くて声も良くて運動神経に恵まれた神様が二物も三物も与えたような男がどうして自分なんかを、と思うが大抵百点満点の回答を返してくるので一周回って怒りが来る。腹立つ。こっち見んな。お前の顔面の良さは人を殺す。
【大原空】
神楽坂経由で知り合った友人。大原が作曲していたことは全く知らなかった為、彼の作曲家としての才能に心底意外だと驚くとともに家庭環境を知って納得した。過去の事は知らないし言いたくないなら聞き出すつもりもない。
贔屓目抜きで大原が作る曲は好きだし、何ならここ最近で言えばLIFE IS AMAZINGとpanoramaを聞いた時は好みがドンピシャだったのと後者に関しては大原がこんな曲を作るとはと予想を裏切られ長文の感想を送りつけた。
尚、基本的に「私」から大原に対する突っ込みの加減は塩。
【在原守人】
神楽坂経由で知り合った友人の一人。同い年なのに一回り位大人に見えるので時たまに本当に同い年か??と首を捻ってしまう。神楽坂の真意を知っていた一人であり、困らせないように程々にね、と釘を刺していたことを知るのは後の話。いや神楽坂、釘刺されてたくせに何で止まってないんですか。止まれよ。
【七瀬望】
上記三人経由で知り合った後輩。何というかこの後輩、人の懐に入り込むのが上手すぎやしないか。
「私」の事をさおりん先輩(パイセン)と呼ぶ。知り合った年のバレンタインデーに手作りチョコ(量産用の為手抜き気味)を上げたらそれはもう両手を上げて喜ばれた上に何か懐かれた。圧倒的わんこ属性。
下記の宗像を含め年下には過去の経験上対応が甘くなりがち。年下には弱い。
【宗像廉】
三人経由で知り合った後輩。彼の薄幸ぶりには覚えがあるので、七瀬とはまた別でお節介かなと思いつつ可愛がってしまう。一時期疎遠だったとはいえ神楽坂と長い付き合いなので多分真意を何となく理解しているし、ひいひい言いながら逃げ惑ってる私を見てそっと両手を合わせてくれている。気を遣わせてごめん。
■Personal data
□誕生日…1997年5月25日 □年齢…16歳−23歳(〜2020) □身長…164p−166p □血液型…A型
□イメージカラー…トワイライト・スカイ □所属…高校−短期大学−都内スーパー勤務
□家族構成…母、父、祖父、祖母、犬
□好きなもの&得意なもの…創作活動全般(イラスト、小説、手芸、製菓、DIYその他etc)、寝る事、サブカル系全般、読書、歴史、甘いもの全般、卵料理、動物、珈琲、紅茶、音楽
□嫌いなもの&苦手なもの…虫全般、ホラー、チーズ(癖の強い物)、青野菜(アスパラとかインゲン)、数字関係全般、英語、人混み
【2013年】
・高校入学の年。「私」は生まれ育った故郷の神奈川を離れ、高齢となった父方の祖父母と暮らす為に埼玉の川越に引っ越して来た。誰一人として知り合いが居ないまま始まった高校生活で、今まで通りひっそりと目立たぬように教室の隅で過ごしていた「私」に最初の転機が訪れる。日光への移動教室だ。
・同じ班のメンバーの中に、「私」より少し早い出席番号を持つ男子が居た。名前は神楽坂宗司。整った見目とバスケ部の期待のルーキーとして既に女子の人気を掻っ攫っていった、転校して間もない「私」でも噂を耳に挟んだことのある男子。歴史に興味がない他の班員たちが真面目にルート候補を出していた「私」と神楽坂にそれを一任という名の放棄をしたことから、そんな「私」から見れば高嶺の花のような男と二人で過ごす時間が増えた。
・そこで気付いたことは、意気投合するレベルで歴史好き同士として話が合う事。お互いに此処まで歴史で花を咲かせた事は無かったため、間違いなく「私」たちは此処で「友人」となった。
・移動教室が終わった後も交流は当然続いたが、あくまで異性の友人という程度の付き合いであり特筆するようなイベントは何も無かった。
【2014年】
・高校二年の年。昨年と引き続きどんな偶然か、「私」と神楽坂は同じクラスだった。
・夏休みの最中、平時より人が少ない学内で一つの噂が流れていた。……神楽坂が、肩を壊したという話だ。到底信じられなかった「私」は、噂を耳にした数日後の放課後にて、噂の張本人と遭遇する。――右肩と肘を、包帯で固定した姿の神楽坂と。
・そんな姿で部室から引き上げてきた荷物を持つ彼を見ていられなくて、衝動のままに手伝いを申し出た。手にしたエナメルの重さと、脳裏に過る見かけた「頑張っている」神楽坂の姿。目頭が熱くなったのを見破られたけれど、同じ時を共有したわけではないただの傍観者だった「私」が、何を言えるんだろう。返せたのは、「神様がいるなら、余りにも理不尽だと思ったから」という言葉だけだった。
・それから、何となく「私」と神楽坂を取り巻く風向きが変わった、ような気がする。
今までのクラスメイトの異性の友人、といった立ち位置より一歩踏み込んだような。共に居る時間が長くなった。そしてこの頃から、「私」は神楽坂に対して並々ならぬ、友人に抱くには余りに重すぎる感情を抱き始めていた。
・一度スポーツ大会で暴発して本人に醜態を晒した挙句、三年生を送る会でその重すぎる感情が「恋」だと認めた「私」は、その感情を蓋に仕舞いこもうとした。
・「私」にとって神楽坂は高嶺の花。見ている景色が違う人。例えるならば星であり、「私」は観測者で良かったのだ。彼とどうこうなりたいなんて欲を必死に殺そうとした。叶わない恋ならば、殺してしまった方が良いと。
【2015年】
・どんな幸か不幸か、三年連続で神楽坂と同じクラスで二年連続で出席番号が前後という恋心を自覚して隠避した直後の事態であった。本当に、神様とやらは理不尽だ。
・自分がボロを出しやすいタイプだと分かっていた。一度心を許してしまった相手にバレないように、取り繕うなんて至難の業だ。だから逃げたかったのに、此方の考えている事を読むように神楽坂は一歩先の一手を打っていた。
・そして、あの醜態を晒した日から一年後。最後のスポーツ大会の日がやって来る。
・たった三文字だけのシンプルな告白を、「私」は一度はパニックになりながらも拒否しようとした。もっとお似合いの女の子がいる、「私」なんかよりずっといい子が、と。けれど、力強い「何と言おうが好きだ」の言葉と、「俺の気持ちをお前が否定するな」の言葉に、喉から出かかっていた子供の駄々のような否定は、すとんと落ちてしまった。
・何も、言い返せなかった。神楽坂の気持ちは神楽坂だけのもので、「私」が何と言ったってどうこう出来る物では無いのだ。そして「私」の幼稚な理由で、それを捻じ曲げる様な男ではない事も知っていた。……完全敗北だった。
・その場では答えられなかったものの、電話越しに求められた告白の返答に、漸く「私」はなけなしの覚悟を決める。誠意に対して失礼な事はしたくなかった。「私」に出来る事は、どんなにみっともなくとも、本心を伝える事だけだった。
・……絞り出した二文字を契機に、「私」と神楽坂は、友人から恋仲と、なったのだ。
■2015年/ツキノ帝国
所属:医療局
指輪及び媒体色:トワイライトスカイ 心獣:烏(シャルル)
・適合者として認められているが、戦闘能力の無さから医療局員として働いている女性。
・心獣の格も低い為本人の戦闘能力の無さも含めて選ばれし者ながら戦力外扱いをされている。
・本人は周囲からの評価を気にする素振りも無く過ごしており、食堂で第三艦隊所属の神楽坂と出会ってからは時折食堂近くでのデッドスペースでの逢瀬が日常となっていた。
・が、彼女はある日を境に突然姿を消す。不審に思った彼が情報をかき集めた結果、判明したのは彼女の戦死の報告書であった。
・本来の所属は第三管区の諜報局員。身内から欺く為に身分を偽っており、諜報の職務の為に出撃した先で撃墜して死亡した。
■2017年/ORIGIN
・第八セフィラ所属の宗司が管轄する世界に居る、ごく普通の少女。
・「彼」の存在は知らない。ただ、その世界で当たり前に生きている、卑屈でネガティブで後ろ向きで、けれど根っこは揺るがぬお人よしと素直さを兼ね揃えた普通の少女。
・彼が管轄する様々な世界線に彼女は居るが、必ず彼女は同じ魂を持つ男を好きになり、そして彼女はその恋心を殺し続けている。ただ、それだけの少女だ。
■2018年/キソセカイ
所属:なし
・腰に二丁のマスケット銃を下げ長いフードマントを目深に被った旅人。
・ギルドにこそ所属していないが出身は機械都市「朱雀」。水属性の基素と相性が抜群で在り、これでも一応医療方面で学を修めた職人である。
・前世の記憶を取り戻しており、彼に真実を告げずに先に逝った事を一応それなりには後ろめたく思っている。ので又聞きで情報を得た彼らしき人物がいる「風通る丘」には滅多に近づきたがらない。
・傭兵だったり何でも屋のまがいごとのような事で日々の路銀を稼いでいる為、どうしても「風通る丘」へ依頼で立ち寄らないといけない時に、彼にみつかってしまう。それ以降ははぐらかしては逃げ惑っての逃避行の日々である。
■2019年/月花神楽
所属:牡丹、青藍
・空や宗司が通う学校の舞具コース(名の通り舞具を作成する職人志望が集うコース)所属の女生徒。
・技術はピカイチな割に人付き合いが最悪だと知れ渡っており、実際割と偏屈気味。好きなものを作っていられればそれでいい。無駄な事には時間を割きたくない、がモットー。
・彼女が作る舞具が一級品だと聞きつけた空達にごり押しで頼まれた為に結果的に折れ、彼らの小道具の作成担当を引き受ける事になる。
・出身は牡丹の歓楽街。所謂忌み子と呼ばれる遊女たちに出来た身寄りのない子供であった。劣悪な環境下で育ったため、他社への警戒心が強い。悠人と一緒に自警団に引き取られたため彼らは家族も同然で在り、彼らに対しては素の表情を見せる。
■2020年/2P
所属:SOARA
・神楽坂の幼馴染。同じゲーム会社のプログラマーであり、彼の従兄弟が事件に巻き込まれた事、そして自分自身も2Pのユーザーであった為に事件解決に協力すべく名乗り出た。
・割と全うそうに見えるが、中身は元々「小林蒼織」が持つ自分嫌いを更に輪に掛けたような苛烈な感情を隠し持っており、2Pとして現れた自分が何より自分が嫌う「誰かに愛されたい、必要とされたい」という弱さを前面に押し出し可視化したような存在であった為、その苛烈さが表面化した。
・どの程度かと言うと2P側が有利に立ち回る事が多い遭遇戦にて自分と同じ顔をした存在を容赦なく打ちのめし、武器であるスナイパーライフルで頭をぶち抜こうとした程。
得意スキル「速読」
あらゆるコードを視認して弱点を看破するが情報量が多い為消耗が激しい。
■2021年/斬心
クラス:Corporal 所属:第二軍第一歩兵団
・Major並みの戦闘力を有しながら一向に昇格しない事で有名な女ソルジャー。
・士官する前はストリートチルドレンとして生きており、持ち前の戦闘センスはそこから来たもの。生まれは違えど同じストリート育ちの宗司とは相棒とも呼べる間柄で、よくつるむ姿が目撃されている。
・しかしその中身は爆弾同然。何時白化現象が悪化して堕ちてもおかしくない状態であり、それ故に昇格がされなかった。ただ彼女は、自分の大事な人たちに生きるための金を残すためにその身一つでこの世界に飛び込み、そしていつ自分が首を跳ねられてもおかしくない事を覚悟して生きてきたのだった。仕官してから一年強、持ったのが奇跡とも言われた。
・自分の白化現象がもう戻れない所まで悪化したのを自覚した彼女は、介錯を相棒に頼む。惨いことをさせている自覚を持ちながら、それでも頼むなら君がいいと、最後の我が儘を口にして、果てたのだ。
■2022年/百年アオハル
所属:教員(新任)、日本史担当
・今年度から赴任してきた新米教師。自他共に認める歴女であり、当然日本史担当である。
・どういう訳か「爆発部」とかいう訳の分からない部活の顧問を任せられる羽目となり、実態を見ればただイケメン爆発しろと叫ぶだけなら兎も角本当の爆発騒ぎの始末書まで残っているのだからさあ大変。基本的に事なかれ主義の面倒事を嫌う性分だが、根っこは真面目な為に「学生に爆発物扱わせていいわけあるか!!!」と抜本的改革をしようと奮闘している。
・が、爆発部の面々は揃いに揃って個性派オンパレードな為に顧問に着任してから二週間で胃薬が手放せなくなった。この学校で一番の苦労人は彼女であるとは教員の間での専らの噂。
■2023年/ツキノピカトリクス
所属:無所属 属性:水、氷、治癒、
・この世界に生きる只の一般人。魔法は使えるが、スタージェムの加護は無い。
・曾祖父が加護持ちの魔法使いだったらしく、その因果か一族はスタージェム未所持の魔法使いの中でも強く、有能な為に色々な場所で重用されたりしている。
・逆に言えば色んな物事に縛られているとも言えるので、面倒な事を嫌がる彼女はそういった幹事職のスカウトを一蹴し家を出て放浪の旅をしている。やっている事はほぼ便利屋のようなもので、あちこちで依頼を受けては路銀を稼ぐ日々を過ごしている。