▼▼▼ユズキ・サトミ
ユズキ・サトミ/里見 柚希
年齢:17歳〜 身長:158p
居住地:日本・関東圏→カントー・マサラタウン
職業:学生→ポケモントレーナー ICV:鈴木みのり
お相手:グリーン・オーキド
・毛先に掛けて癖が強くなる黒髪を緩く一つに括り、琥珀色の瞳を持つ少女。
オーキド研究所の手伝いの傍らトキワシティのフレンドリィショップにてアルバイトをしており、更にはトキワジムの手伝いに時折駆り出されることも。理由あってオーキド邸に居候しており、博士やオーキド姉弟とは寝食を共にしている。
・この三人とレッド以外には口外していないが、実は「ポケットモンスター」が生物ではなくゲームとして存在する世界からやってきた所謂トリップ、異世界転移者。当然戸籍も存在していないこの世界で最初に出会ったグリーンの助けを借りて生活している。研究所やジムの手伝いをしているのはその恩返しの一つでもあり、その傍らで元の世界に戻る方法を探し続けている。
・自立心が強く、謙虚。しっかり者で真面目、絵に描いたような優等生。
・……というのは外面であり、中身は軽度のオタク。実家が所謂地主の家柄であり、故郷での影響力が強かった為に否応なしに地元の人間に認知された為、外面と本性をきっちり使い分けている。本当の自分を曝け出せない現状にストレスを感じているが、家を出なければこの状態からは逃げ出せず、そして家柄の都合上何時か家を継がないといけない、つまりはずっとこのままであろう自らの未来を憂いていた矢先に「此方」へと転移している。
・「此方」へ来てからは外面を繕う必要が無い為比較的ストレスフリーで生活している。大好きなポケモン達が存在している世界に居るという事も大きいようで、積極的に研究所の手伝いをしている模様。グリーンや博士曰く「ポケモンを惹きつける才能」を持っているらしく、どんなに気難しいポケモンでも一日あれば彼女に心を開いている事が多い。
・グリーンよりも年上だが、彼にタメ口を使われている。それを咎める事も無く――というより、此方で生活する上の手立てを用意して貰っている以上頭が上がらないというのが正しい。関係性は至って良好。友人であり家族に近しい関係性を保っている……今の所は。
・ポケモンの事が好きな為、理不尽に彼らが傷付けられる事はどうしても理性より衝動が勝ってしまい面倒事に首を突っ込んでしまう。巻き込まれた(巻き込まれかけた)事件はかなり多く、咄嗟にポケモン達を庇ってしまう事も多い為グリーンの心配を加速させている。
・ポケモンバトルの才覚は確かなもので、ジム巡りはしていないが手持ちをちゃんと揃えればジム制覇も夢では無いと言わしめている。尚、努力値振り等をちゃんと理解している為現在の手持ちはこっそり努力値を振り分けられている。定期的にトキワジムのジムトレーナーとバトルしているが、グリーンに勝てた試しは未だに無い。
【主要な持ち物】
ポケギア(新式=HGSS版、男の子モデル)、ポケモン図鑑(BW版、男の子モデル)、ポロックケース、モンスターボール数個、回復アイテム、きのみ、筆記用具
男の子モデルばかりなのは「女の子モデルは白基調で汚れやすいから」のこと。またBW版なのは当時最新式の図鑑がこのタイプだった事から。グリーンも同じものに変えているが、レッドは旅していた時のを未だに使いまわしている。ボールホルダーはベルトに通しているウエストバックに装着していて、この中に図鑑やギアなど大事な物を持ち歩いている。
・レッド、グリーンが旅に出た時点で第9世代までのポケモンが発見されている。
・PLAにてラベン博士が提唱した分類体系は当時のポケモンへの扱いからか評価されず忘れ去られ、オーキド博士が再度提唱した設定。後にラベン博士の研究資料がシンオウ地方から発見され、それはそれで太古の昔にこれだけの分類提唱をした人物が居たとして再評価を受けている。
・レッドとグリーンは16歳。前者は時折シロガネ山から下山しているものの、一年の大半を修行で引きこもっている事が多い。定期的にグリーンが生存確認と食料を届けにレッドの下を訪れている。後者はジムリーダーを務め続けているものの、語られる通り挑戦者が少なく暇を持て余す事も多いらしく抜け出しては放浪している事もあるそう。カロスへの研修は終了済。
・BW主人公までが旅に出ている。時間軸的にはBW2が始まる1年ほど前。
・トレーナー資格を得るのは10歳からで、それ以下でも所持は可能だがバトルは保護者或いはトレーナー資格持ちの立ち合いが無ければ不可。トレーナー証明はポケモンセンターで発行可能なトレーナーカードであり、これを持っていればポケモンセンターの使用料も無償化される。
・ジュンサ―やポケモンセンターを管轄するのが各地方のポケモンリーグであり、チャンピオン、四天王、ジムリーダーはリーグ関係者として特別権限が与えられている。ジムリーダーはその街の象徴的な人物でもある為、ジュンサ―側と協力して事件に当たったりする事も多い。決して町長ではないが、ポケモン関連については並び立てる程の権利を与えられており強者のトレーナーとしてそれに異を唱える者は少ない。
■グリーン
年齢:16歳〜 身長:175p
居住地:カントー・マサラタウン
職業:カントーリーグ・トキワジムリーダー ICV:逢坂良太
手持ち:ピジョット、ウィンデイ、ナッシー、バンギラス、カイリキー、カメックス(他多数)
カントーリーグチャンピオン資格所持者の一人でありカントー地方最難関のトキワジムのジムリーダーを務め上げる若きポケモントレーナー。かのオーキド博士の孫という事もあり、国内外に名前が知れ渡っている。
自信家な所は変わらずなもののジムリーダーとして後進の育成にも携わるからか、口では何やかんや言いながらも面倒見の良さを滲ませており(他に適任が居ないのもあるが)レッドの生存確認の為シロガネ山に物資を携えて定期的に足を運んでいる。ジムトレーナーにも慕われている様子。ユズキが居候するようになってからは身内の厄ネタが増えて苦労人が加速しているが、「一番最初に助けたのは俺だ」「身内みたいなモンだしな」とあれこれ理由を付けては出来る範囲で厄介事に首を突っ込む彼女の手助けをしている。曰く、「レッドなら放っておくがアイツは放っておけない」との事。服装はHGSS版。
■レッド
年齢:16歳〜 身長:170p
居住地:カントー・マサラタウン(シロガネ山)
職業:ポケモントレーナー ICV:竹内順子
手持ち:ピカチュウ、リザードン、ラプラス、カビゴン、フシギバナ、カメックス(他数匹)
カントーリーグチャンピオン資格保有者でありながら、リーグ関係者にもならずシロガネ山に引き籠り修行を続けている謎のトレーナー……としてカントー地方では通っている。グリーンの幼馴染であり、親友であり、終生のライバル。
一人称は「僕」。容姿はFRLGの姿であり、矢張り口数が多くなくグリーンが代弁する事も多いが全く喋らない訳では無い。修行と称してシロガネ山に年中居るが、一応半年に一度は物資補給も兼ねて下山している様子。その際に母親に顔を見せているので全く音信不通では無い。ポケギアも使わないことが多いが一応所持しており、身内やオーキド邸関係者と少数だけを登録している。ユズキとはグリーンが様子を見に行った際に初めて出会うが、彼女のヒノアラシを見て即座にトレーナーとしての才能を見抜いた。彼女が異世界から迷い込んだ人間であり、帰る手段を探していると聞くと情報面では力になれそうにないが困ったことがあれば連絡して欲しい、とポケギアの番号を教えている。
■ヒノアラシ
性別:雄 特性:猛火 性格:寂しがり
技:転がる/火炎車/火炎放射/煙幕
ユズキがこの世界に来た時から所有していたポケモン。
彼女は当初心当たりが無かったが、懐に縮小状態のモンスターボールが入っていた事、そして意識が落ちる前に起動していたHGSSの手持ちに唯一居たのが努力値振り分け済のヒノアラシであった事から自身のポケモンであるとして迎え入れた個体。何故ゲーム内データのポケモンが此方に反映されているのかは不明である。
速さと攻撃に振り切ったスピードアタッカー。ヒノアラシの中でも小さな個体であり、ギリギリ肩乗りも可能。彼女のパートナーポケモン枠であり、ボールの外に出ている事も多い。後述のマリルと違い聞き分けが良く、グリーンやレッド含めた彼女が信用する相手の指示にもきちんと従う。
■オンバーン
性別:雄 特性:すり抜け 性格:無邪気
技:ドラゴンクロー/羽休め/爆音波/アクロバット
彼女が「此方」に迷い込んで早々にトキワの森にて保護したポケモン。
ポケモンハンターの手によってカロス地方から密輸されており、取引の為にトキワの森奥で檻に囚われていた所をユズキが発見、紆余曲折あって妙な噂を聞いてやってきたグリーンと彼に一時保護されていたヒノアラシ、そして彼女の手によって解放された。怪我の療養の為暫くポケモンセンターとオーキド邸にて保護扱いだったが、丸腰でも助けようとしてくれたユズキに大いに懐き最終的に手持ちに落ち着いた。
比較的進化したての若い個体らしく性格通り無邪気、やんちゃ。拗ねてもきのみで直ぐに懐柔できる。
■マリル
性別:雌 特性:厚い脂肪 性格:図太い
技:アクアテール/冷凍ビーム/じゃれつく/スピードスター
マリルリが不在のルリリ、マリルで構成された野生の群れのリーダーであった個体。
オーキド研究所の庭の隅に知らぬ間に居ついていて、人間に恨みつらみがあるのか群れの個体が病気になっても研究所の人間に頼ろうとしなかったが、ユズキの対ポケモン懐柔才能を利用した結果彼女の手持ちに加わる事となった。
マリルリの代わりに群れの長を担っていたからか強くなりたいという向上心が強くバトルに出たがるバトルジャンキー。時折勝手に出てきてユズキを困らせる事も多く、また自分が認めた相手にしか従わない為グリーンやレッドの指示も聞かない。紅一点でありながら一番のじゃじゃ馬娘。