▼謎、意味が分からない。
スガタクのようなスガワコのような…そして短いです。
スガワコ二人が結婚してますので嫌いな方はブラウザバックお願いします。

※ワコは出て来ません
















「結婚おめでとう」

そう言って彼は自分の事の様に心底嬉しそうな笑顔を浮かべている。見ているだけで此方まで幸せになる様な、そんな笑顔だ。

「有難う、タクト」

笑顔で礼を返し飲み物を片手に席を立つ。新婦であるワコも親友のマキナ・ルリと共に何名かと集まり写真撮影をしている為直ぐに戻って来る事は無いだろう。
タクトと二人で会話が出来る機会は今しか無い。そう判断しタクトに声を掛けると二つ返事で頷くのが見て取れた。



会場を見渡しながら二人、部屋の四隅で壁に凭れ掛かる。隣のタクトを見れば視線に気付いた彼が苦笑を浮かべた。

「主役がこんな隅っこに居ちゃ駄目でしょ。」
「そう言う常識にも縛られない男に成りたくてね。」
「ははは、よく言うよ」

片手に形だけと持っていたアルコールを煽りながら、冗談半分の会話をし会場を眺める。お互い無言のまま、けれどスガタにとってそれは問題では無いのだ。
口実はなんでも良かった。会話でも相談でも、兎に角タクトと一緒に居たいと結婚式中に不謹慎ながらも思ってしまった。
我ながら馬鹿だと思う。式中に本当に好きな人は結婚する人で無く、別の誰かだと気付くなんて。


「タクト、僕は…――」


意を決してスガタが口を開くと同時にタクトの人差し指が僕の唇に触れた。彼の唇が小さく"ないしょ"と言う言葉を、音にせず呟く。



「それは今言う事じゃないだろ。だから、」







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 ( っていう夢を視たんだ ) 


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