温いえろ注意







「ふ、あ…っ」
胸元に舌を這わせ桃色に色付いた突起を口に含むと、抑えきれなかった嬌声が口から漏れ自分のそんな声に余計羞恥心を煽られ頬を真っ赤に染めたタクトが両手で口を覆う。
毎度変わらぬその様子を見てスガタはくすり、と笑った。



セックス自体はもう何度も経験済みなのにも関わらず毎回初々しい反応を示すタクトに愛しさが込み上げ行動で愛を伝えるべく口に含んだ突起を甘噛みする。

びくり、と背筋を反らし喘ぐタクトは本当に可愛らしく、もっと酷く汚してしまいたい願望を胸の内に隠して、だがしかし性急に手を下腹部へと移動させる。
若干反応を示しつつ有るタクト自身を直接握り込み口角を吊り上げ緩やかに上下させれば指の隙間から甲高い声を漏らし、同時にそれを食い止めようと息を詰める。

そうやって羞恥心に苛まれる様を見るのも楽しいが、矢張り声が聞きたい。
強引に口許を覆っていた手を剥がせばシーツの上に縫い付ける。

「ほら、声、我慢する必要なんか無いだろ。」
にこやかにそう言ってやれば唇を噛み締め潤んだ瞳で睨み付けて来た。

「すがた、の…えっち、ばか!」

涙目で睨みながら思い付く限りの罵倒を投げ掛ける。
途端、動きを止めてタクトをじっと見詰めると、徐に耳許へと唇を近付け吐息が掛かる程の至近距離で囁いた。




「――タクト、可愛い。僕的にそう言う態度の方がそそられるよ。…沢山可愛がってあげるから、ね」




タクトが自分の台詞の選択ミスに気付くのは、体育の授業欠席は勿論学校に行けるか曖昧な程重い腰を擦りながらスガタに向けた愚痴を一人呟く頃。


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