Sugar sweet Song.

「ねぇ今日龍之介の部屋に遊びに行っていい?」

私達の昼食はこの言葉で始まった。

「っな!それはダメだ。」

甘い物をいつもの表情で食べていた龍之介がその言葉を聞いたとたん、凄く驚いた顔に変わった。

「いいじゃない。私が行きたいって言ってるんだから」

「む……。だが万が一だな!!」

「ねぇ、龍之介は何を心配してるの?もしかして……」

私は真っ赤になっている龍之介に対してそう言った。
そうすると龍之介の顔の赤みが段々と増していく。

「な、なんでもいいだろう!」

「ふふっ。取り乱しちゃって可愛い、今日のところは勘弁してあげる。」

私は年上としての余裕をたっぷり見せ付ける。

「ふぅ。それなら良かった。」

龍之介が安堵のため息を漏らした。

「でも…」

「でも…なんだ?」

「龍之介の部屋には行くからね。私は龍之介いじりを勘弁してあげただけだから。」

最後に龍之介に年上としての威厳を示してみた。

「だ、だからダメだと……」

「龍之介は彼女のお願いすら聞いてくれないんだね……」

私はしゅーんとした表情をみせた。

「う………ぐす……。」

私はわざとらしく鼻をすすった。
すると龍之介は上手くハマッてくれて…

「すまない!オレの部屋でも何でも来ていいから!だから泣くな!」

「ホント!?ホントにいいんだよね?」

「う…しまった……。またハメられた……。」

冷静さを欠いたオレは嘘泣きすら見分けられなかった。

「女の涙ってある意味武器よね。じゃあ…今日の夜遊びに行くからね!」

晩の予定が決まった私は早々とこの場を立ち去ろうとする。

「っな!!待て!!」

「待たないわよ。食べるのが遅い龍之介が悪いの。じゃあまたね〜」

「ま…またな」

そして私は誉君の元へ向かう。
私は誉君と科と学年が同じなのでとても仲が良い。

「あ、いたいた!」

「やぁ、名前さん。僕が教えてあげた作戦はどうだったかな?」

「バッチリですよ!これで龍之介も積極的になってくれたらいいんですけど……」

そう。私は一つ悩みがあった。
一回シた以来、龍之介は一回もシてくれないって事。
やっぱり女子としてはたまにシたいし…。
そこで私は誉君に相談したのだ。

「きっと宮地君なら大丈夫だよ。やるときはやる男だからね。」

「誉君が言うなら安心だね!夜まで期待して待ってようかな〜。」

「きっとそれがいいよ。あ、お礼にアレちゃんとお願いね?」

「アレはちゃんと用意したので大丈夫ですよ!安心して下さい!」

「そっか。じゃあ早めにお願い。」

「分かりました。」

私がそういった瞬間、午後の授業の始まりを告げるチャイムが鳴った。






――――――――――


「ではまた明日、遅刻しないよう登校するように。」

担任がそういった瞬間にクラスが活気づく。

「今日は帰る準備するの早いんだね。」

「まぁ今日ばかりは早く帰って準備しないとだからね」

「そうだね。」

「うん。じゃあまた明日っ!」

私は足早と寮に帰った。

「さぁ…準備しようかな…。」

そう思っていると携帯の着信音が聞こえた。

「なんで電話なのよ…。って、龍之介からだ。」

『もしもし…。宮地ですけど。』

『あれ?今日部活じゃないの?』

『あぁ…。今日は金久保先輩に休めと言われてな。』

『そうなんだ。あのさ…龍之介っていつ行ったらいい?』

『いつでも構わん。心配だから今から迎えにいってもいいか?』

『いいよ。じゃあ待ってるね。』

『またな。』

そして10分後。

着いたぞ。
龍之介らしいぶっきらぼうなメールが届いた。

「じゃあ行こっか!」

「う…うむ。」

龍之介の部屋は男子らしくて綺麗な部屋だった。

「なんかりゅうの部屋に来て良かったなぁって思う。」

私は二人きりのときだけりゅうと呼んでいる。

「そうか。あ、ココアでも飲むか?」

「飲むっ!」

「ちょっと待ってろ。」

そうして龍之介はすぐにひんやりとした冷たいココアを持ってきた。

「このココア美味しいね。」

「うむ。最高級ココアだからな。金久保先輩に貰ったんだ。」

「へぇ、誉君が。」

「そういえば今日は金久保先輩と教室で仲良さそうに話をしていたな。」

「あー。普通の話だよ。」

「……そうか。だがオレだってヤキモチをやく事あるんだぞ。」

ドサッ。

「……え?」

「名前の言ってた通り、こういう事になるんじゃないか…って思ってた。」

「…んっ…………」

「…………っ………」

呼吸すらままならない激しいキス。
龍之介からこんな風に唇にキスされるとは思っていなかった。

「りゅ……う?」

私は潤んだ目で龍之介の方を見た。

「っ!!!そんな顔するな…続き……したくなるだろ…。」

「りゅうになら……続きしてほしいって思うよ。」

「……そんな可愛い事言うな。」

龍之介は手始めに私の服を脱がしだした。

「綺麗な肌だな…。」

そう言うと龍之介はいろんなところにキスマークをつけていく。

「……ん……ぁ……りゅ……う」

「これだけで感じるなんて可愛いな。」

龍之介は次に胸の頂きに触れた。

「っ!……ぁ……ん……」

頂きに触れたかと思うと龍之介は片方の胸を揉み、もう片方は頂きを舐めた。

「ぁ……りゅ…う………ん……」

「気持ち良いか?」

「気持ち…い…よ…」

意地悪のつもりなのか、肝心な部分には触れてくれない。

「どうした?足なんて擦りあわせて。」

「分かってるんじゃないの?」

「わからんな。」

珍しく龍之介は笑みを浮かべた。

「りゅうってば……年上を舐めちゃいけないよ?」

そうして私は逆に龍之介を押し倒した。

「なっ!!」

龍之介は驚いた表情をしたけど、まぁ自業自得かな。

「りゅうのココ、こんなになってるよ?」

私は服の下から固く主張したモノに触れた。

「っぁ!!」

「凄い感じてるみたいね。」

そして私は龍之介の服を脱がしていく。

「お……おい……。」

「なに?」

「立場が逆じゃないか…?」

「気のせいよ。それよりココ凄い事になってるけど?」

固く主張したモノの先はいやらしく光っていた。

「さ…触るな……。寧ろお前の方こそココ…凄い濡れてるぞ?」

「っな!言わないでよ……。」

龍之介は自身を秘部に擦り付けてきた。

「りゅう……意地悪しないでよ……。」

「仕方ないな…。」

そして龍之介は腰を奥へと進めていった。

「んぁあ!りゅうのおっきいよ……。」

「そうか?自分じゃわからん。」

奥まで入ったかと思うと龍之介は激しく腰を動かしてきた。

龍之介が腰を動かす度パンッパンッと音が鳴る。

「ふぁっ!!りゅ……う…ん……ぁあ……!」

「………中……あんまり締めるな…。すぐイってしまうだろ。」

少し恥ずかしそうで…少し辛そうな顔をした龍之介はとても可愛い。

「りゅ……う…って………可…愛…い……よね。」

「っな!」

「イきそうなの、我慢しなくていいよ?」

「すまない名前……。」 

パンッパンッ。
その音と共にいやらしい水音がする。

「ぁ……ぁん!……ふぁ…んあ!…い…イっちゃう…!!」

「…オレもだ。」

「ん…ぁ!ぁあぁぁ!!!」

「…………っ!!」

龍之介は白濁を私のお腹の上へ吐き出した。





――――――――


「おい…名前…起きろ…。」

「……ん?」

「もう朝だぞ。」

「え……?」

「時計見てみろ。」

「うわっ!?もうこんな時間じゃん!」

「まぁ今日は土曜日だから安心しろ。」

「……うん。ねぇ、りゅう…大好きだよ。」

「オレも名前が大好きだ。愛してる。」








S ugar sweet song






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凉嘩様へ
更新が遅くて申し訳ありません……。
しっかりご希望に添えていましたでしょうか?
とても心配です……。
なんかグダグダだし……。

お持ち帰りは凉嘩様のみ可です。
2011/04/06









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