story -k- 微妙に上の話の続きっぽい幸村と佐助の話。 「デートがしたい」 「…まだ諦めてないの?」 「男子たるもの一度決めたことは最後まで貫かねばならぬ!」 「はいはい。…でもさあ」 「む、なんだ」 「どうやってデート誘うの?前はその段階で失敗してるんだからね」 「ふふん。なんだそんなことか」 「おや、自信あるね」 「お前はこの幸村が二度も同じことで失敗すると思っているのか?」 思いますという決して言ってはいけない言葉は心の中に閉まう。殴られたくないからだ。 佐助の無言を都合の良いように解釈したのか幸村は自慢の作戦を滔々と話し始める。 以下妄想。 ナレーション真田幸村。 ◇ 急に尿意を催して慌てて公園のトイレに走る政宗殿。 しかしそこで気付く。トイレの前のベンチに座りゆっくりとツナギのチャックを下げるそれがしの姿に。そのたぐいまれなるオーラに圧倒され政宗殿は思わず立ち止まる。 ごくりと生唾を飲み「ウホッ…いい男」という呟きが聞こえてきたらそれはもうそれがしの虜になった証でござる。 そこでとどめの一言。 「やらない…」 「わあああああああああああ!!」 「何故邪魔をする佐助!」 「なーに叫んでんだ佐助」 「は、政宗殿!やらない…」 「今来るなああああああああ!!」 kusomisoなtechniqueを何故か愛読している幸村の話。 [mokuji] [しおりを挟む] |