この感情に気づいたのはあなたがあの子を好きになったとき
長文
2013/06/10



本当に欲しいものは誰しも手に入らない
これはきっと熱なんかじゃなくて、恋という病なのかもしれない
ただ君には何も知らずに笑っていてほしいんだ
淡い期待を抱いてしまった自分がばかみたいだ
この感情に気づいたのはあなたがあの子を好きになったとき
あなたが好きだと言っていた子は本当に実在する子だったのでしょうか
二人だけの世界にいけたらしあわせになれるのかな
幸せになってね、と笑いながら偽りの言葉を君に贈る
寂しい心を埋めるように誰かを求める僕は
あなたを知っているはずなのに、思い出せない

悲しいから涙を流す、寂しくても涙を流す
恋なんて感情知らなければよかった
痛いならわめいて、つらいなら泣いて、最後は僕を呼んで
きらきら煌めいたお星さまを握りしめて走り出す
悩んで、悩んで、結局解決策は出なかった
ぺたぺたした肌を重ね合いながら夏のせいだなんて言い訳した
言葉を詰め込んだ手紙は愛してるなんて書いてない
そうして彼女は嘘に嘘を重ねて自分を追い詰めていく
君が幸せなら報われなくたって僕は構わない




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