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のんびりとワラ動を鑑賞。妙技師さんやっぱスゲー。あ、ゆきさんの続きもうpされてる。これは早く見なければ・・・!ランキングに上がっていたゆきさんの実況動画をクリックすれば、すぐに読み込まれる。

『れれれレンレンにしてやんよ!・・・です
ボクの声で魅了する・・・いいでしょう?』

横に置いてあった携帯が鳴りだし、ディスプレイを見れば光からの着信だった。

「もすもす」

「・・・」

「・・・もしもし、雑賀です」

「あぁ、切るところやったわ」

「サーセン」

私に出来る限りの低い声でもすもすと言ったら無言とか・・・!何か反応してくれないと私が恥ずかしいだけじゃないか!少しだけ熱くなった体を冷やすように、無意味だと思いながらも携帯を持ってない方の手で扇ぐ。

「で、どうかしたの?」

「あー、今日は善哉としての用事やねん」

「善哉P?なになに?」

「・・・とりあえず、告知ってタイトルで生予約しぃや。あ、夜枠な」

「え、なんで?私告知するのなんかないけど」

「・・・俺があるんや」

「それなら自分で生やれば?」

「ええから、予約せぇよ」

「んー、わかった。明日で良い?」

「おん。あ、俺もスカイプで出るわ」

「了解ーって、スカイプの垢知らないんだけど」

「・・・後でメールするわ」

ほな、と言って電話は一方的に切られた。一体なんだったんだ。それに告知って・・・わざわざ私の生でやらなくても・・・。

『マスター最近おかしいよ
ど、どうしてそんなに息が荒いの!?
もしかしてそれが恋ってやつですか?
この変態め!><』

再び騒がしく鳴り出す携帯。新着メール1件の文字。開いてみれば光からで、スカイプの垢だけが載っている。なんて無愛想なんだ・・・!とりあえずスカイプにインして垢検索。1件ヒットしたが、何故名前が“ミクは俺の嫁”なんだ。確かにこれじゃ善哉Pだってわからないけどさ・・・もっと他にもあったでしょうに。

「えっと、大福でーす、と」

チャットを飛ばせば、すぐに善哉っスわと返信が来た。しかしそれだけ。なんとなく気まずさを感じて、そろそろ日付も変わる時間になっていたのでおやすみとチャットを飛ばせば、すぐに返信が来る。

「暇人かアイツは」

たった一言、おやすみ、と書かれていたのを見て呟く。いや、もしかしたら律儀なだけかも。まあ良いか。ササッとワラ生の予約をして、パソコンを落とした。





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電話着信音
『れれれレンレンにしてやんよ!・・・です』
イケ恋歌 / れれれP / 鏡音レン
→sm2849292

メール着信音
『マスター最近おかしいよ』
鏡音レンの暴走(LONG VERSION) / cosMo(暴走P) / 鏡音レン
→sm4775243

をお借りしました。レンくん可愛すぎる。
着信音なのでまたコロコロと変わるかも知れませんが・・・

  

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