20000HIT キリ番

貴方といると、どきどきするの。


「サヤ」


貴方のその低い声で呼ばれるのが好き。


「サヤ 」



なんて、恥ずかしくて口が裂けても言えないけどね。


「なに?」

「呼んでみただけ。」


そういって悪戯な瞳で、いつものようにニヤニヤ笑う。

ほんとは、解ってるんじゃないかなぁ。

「サヤはさ、俺のどこに惚れちゃったわけ?」

自信過剰な言い方だけど、実際惚れてるのだから何も言えない。のが少し悔しい。

何も言えないのは彼の質問にもだけど。

そんなこと、今更言えないじゃないか。


全部。

なんて。


「あ、あれだ。」


ジョージが思いついたように声をあげた。


「全部。だろ?」


ほら。分かってるじゃん。
自信過剰だけど、事実。


「でもな、サヤ。いくらホグワーツ一イカしてる俺でも、ちゃんと言ってくれないと、不安になるんだぜ?」


変化球がきた。
ジョージらしい部分をいれながら、弱気な発言。
いや、ジョージらしいというより強がろうとしてるのだろう。

とたん、なんだかこの目の前にいる、のっぽの赤毛が可愛らしく、いとおしく感じる。

ばか。

可愛いじゃん。


「すき。」


貴方の笑顔も、

声も。


全部。


ジョージが優しく微笑む。
何度も見たはずなのに、まだ慣れない。


だってどきどきするの。


「しってる」


ばぁか。
自信過剰。


こつん。と。
おでことおでこが合わさる。


「サヤ」


英語圏特有の発音で、低く、優しく。


「ジョージ。」

「ん?」


「ジョージに名前呼ばれるの好き……かも。」

口が裂けても言えないと思っていた言葉は、口が裂けなくても意外にするりと出てきた。


「I know.」


ほら。


やっぱり。



近づけた顔は意外にも赤く。
それでもおでこは離さない。



どき どき どき



ねぇ、ジョージ。


『『あいしてる』』


同時に同じ言葉が出てきて、お互い顔を見合せる。
そして、同時に吹き出して、



「「I know.」」














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ほのぼのってこんな感じでよろしかったでしょうか!?
ほのぼのってどんなんでしたっけ?←

経験が浅いもので、
リクエストに答えるって難しいですね。

起承転結はどこだよ。っていう。

ご不満があれば、凜さんのみ、受け付けます。
お持ち帰りも凜さんのみ、煮るなり焼くなり、どうぞっ


by あゆむ。

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