5.ずるいから好きです
ジョージ、フレッド・ウィーズリーは、背が高い。
私は、
「リカ!今日も小さいねー!」
「うるさあああああい」
「相棒、確かに小さいが、一応リカはおれの恋人だから勘弁してくれ」
チビだ。
そして、私の恋人は、その大きな双子の片割れのジョージ。
さっき私に小さいと言ったのはフレッドで、
それに便乗してからかったんだかフレッドを戒めたのかわからない発言(多分前者だ)
をしているのはジョージ。
「リカは日本人だからなぁ」
「日本人でもナイスバディーはいるぜ?叶/姉妹とか」
「あーあれはやばいな」「だろ?」
「「それにくらべて」」
こっちを見るな!!!!
そしてあの姉妹は例外だ!!!すごすぎるもん!いろいろと!
なんなんだよもう。
確かに冗談だということはわかる。
でもそう何度も言われると気づつくものだ。
「もういいよ、ばいばい」
もう怒った。
そうですね。小さいですよ。いろいろなとこが。
そうですね。貴女の好みのからだじゃないですよ。
双子のわきの下を通って走って逃げようとして、双子を抜けたと思ったら
腕を掴まれた。
つかんだのはジョージの方。
くそう。
腕が長くて脚も長いジョージは私ががんばってはしってもすぐ捕まえてしまう。
なんだよ。リカは脚も短いとか言いたいの。
そんなわけなはないんだけど、ネガティブになった思考は止まらない。
そりゃ、背の高いあなたと背の低い私とじゃ、身長差が大きすぎて、たったままだとキスもろくにできなくて。
「リカ、ごめんて。からかいすぎた」
みるとフレッドはもういなくなっている。
そんな気配りが聞くところも、今となっては憎らしい。
「いいもん。ジョージは叶/姉/妹みたいなボンキュボンがいいんでしょ。あたしみたいな寸胴何てやなんでっ……んっ……」
憎まれ口が止まらなくなっていると、いきなり唇を奪われた。
え、ちょ、いきなり、
しばらく優しくついばむようなキスをして、苦しくなって空気を取り込もうとしたところで何か柔らかいものが口の中に入ってきた。
んんんんんんんっっっ!?
えっ!?なに!?え?舌!?
ジョージの舌で、口の中が、体が、溶けてしまいそうになる。
こんなキスは初めてでどうすればいいか分からない。
本気で苦しくなって溝尾に正拳突き入れようとしたとき、
放された。
真近にあった顔がひょいと上にあがって視界から消え、
代わりにジョージの胸板に顔を押し付けられる。
ああもうずるいよ!
そんなにいっぺんにどきどきさせられたら、
なにも考えれなくなる。
「リカが好き。他じゃなくて。リカだからこういうことしたくなる。」
またそういうこと言って、
私からそういうことはしない…いやできないからって…
ずるい。
ずるい。
でも
「ずるいから、好き」(赦してあげるしかないじゃない、ばか)
(ばかでけっこう)
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お題提供「確かに恋だった。」さんから
キスのシーン書くの恥ずかしいっwww
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++ハリポタ双子RANK++ あ か い ま ほ う悪戯ウィズリー家物語 くちびるの魔法◇◆日刊予言者新聞発行所◇◆
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