ゆびきりとわたし

「ねぇ、知ってる?」


某豆つぶわんこではありません。

「何を?」


きょとんとジョージが小首をかしげる。
その姿を可愛いとか思ってしまうわたしはよほどの重症だ。


「指切りの意味」


「たしか"約束破ったら拳骨一万回して針を飲ますぞ"て意味じゃなかったっけ」


この間いってたろ。
と当然のように応えるジョージに、そうじゃなくて!と少し眉を吊り上げる。


「由来みたいな。どうして指切りって言うと思う? 」


「さあ?」


解るはずもないし、私もこの前知ったのだが、そんなことすっかり棚にあげてどうだ!と言わんばかりに得意げに説明する。


「日本の遊郭で、遊女たちが本当に好きになってしまった人に指を切り落としてあげたことからなんだって!」


「……うげぇ、貰った方たまったもんじゃないな。」

ジョージが嫌そうな顔をするが、そんなことはお構いなしで話を続ける。


「わかってないなぁー。そこまでしないと信じてもらえなかったんだよ。指を切り落としてまでその人と一緒になりたいの!」



指を切り落とすなんてきっと激痛なんだろう。
それに耐える理由が好きな人なんて、

昔の日本の女性は意外にアグレッシブだ。


「俺なら、





相手の指なんかより、リカ自体の方が欲しいしな」



そういって抱き寄せて小さくキスされて、

ああ、顔どころか体全体が熱い。





もう!ジョージになら指でも私自身でもくれてやるわ!




なんて、照れてないで言えれば良いのに!















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ぼ か ろ の指切り聞いてて、最初は本編の子じゃなくてヤンデレなのにしようと思ってたんです。
でも私にはむりでした。(´・ω・`)

あああああ わーたーしーこーいーをーしぃーてぇー
みたいな。

解る人はわかる!

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