baby
本編主人公とジョージの未来話です
フレッド生きてる設定なので注意!
闇の帝王と呼ばれた人物がいなくなって6年。
いろいろなことがあったけど、私たちはともにあの時を過ごした人とそれぞれ一緒になった。
ハリーとジニー、ロンとハーマイオニー、フレッドとアンジェリーナ、
そして、わたしとジョージ。
其処までうまくいくはずないと言われるかもしれないけど、上手くいってしまったのだからしょうがない。
私たちは25歳になっていい加減大人で、そのはずなのだが
残念ながら背も伸びず、顔も童顔のままなのは変わらない。
ジョージとフレッドは悪戯専門店を続けていてそれなりにもうかっている。
二人とも働いていてその分私たちよりお金があるフレッドたちにに店の奥の生活スペースは譲ってもらった。
私は遠慮したのだが、アンジェリーナの勢いに負けた。
家もお店の奥の部屋にきちんと生活スペースがあるから、私は主婦をやってられる。
主婦というより、私も店員といった方がいいのかもしれない
双子は開発と販売で忙しくアンジェリーナはキャリアウーマンというやつで、お金関係や材料などの入荷の整理は私がやっているのだ。
パソコンを駆使し、海外に通販もやってみようかな、と最近は思っている。
魔女狩りがあった西洋ではマグルと魔法使いは別々、が基本だが、東洋ではそんなことない所も多いし。
ヴォルデモートが死んだ今、マグルと結婚する人も多くなっている。
でも今はそんなことより。
通販始めるよー!よりも、ジョージに知らせなきゃいけないことがあるのだ。
ガチャとドアが開き、部屋にジョージが入ってくる。
「おかえり」
「ただいま」
軽くキスをしてジョージが隣に座る。
一緒に住み始めて始まったこの習慣は、まだ少し気恥ずかしい。
だからいつもはこぶし一つ分くらい間をあけるのだけど今日はぴったり寄り添って寄りかかってみる。
やってみたはいいものの恥ずかしくて顔が見れない。
だけどもどうした?なんて無粋なことを聞かないジョージが大好きだ。
「あのね。」
「ん?」
ジョージが顔を覗き込み、私はおなかに手をやる。
「こども。」
単語一言だけで察したらしい。
彼は優しく微笑み頭をなでてくれた。
生理が来ない日が続いたし、おなかや胸が少し張ったり、違和感は感じていた。
マグルの薬局で検査薬を買って試すと陽性で、びっくりしたけど間違っていたらと思うと不安になってジョージに知らせるより前に魔法界の産婦人科にいって確認してきたのだ。
「三ヶ月だって」
「そっか、もう、無理はさせれないな」
「何言ってるの、いつも無理なんてしてないよ。」
「いやいや、リカはお母さんなんだからもう肘打ちとかそんな無理はさせれない」
「それが目的か」
なんて冗談を言い合いながら、気が早いとは分かりながらも名前は何にするかなんて考えてみる。
ハーフの子だから、日本名にしようか英名にしようか悩むなぁ。
隣にいるジョージがニヤニヤ笑う。
何かと思って目を向けると形のいい唇が開く。
「男だったら厳三郎なんてどうだ。」
渋いっ渋いよ!チョイスが!っ
そして長男なのに三郎かよ!?
つっこみどころが多すぎる。
「そのチョイスは流石にないよっっははっ」
「えー?カッコよくない?サムライにいそう」
サムライって何時の話よ。
何てつっこみながら、
とりあえず厳三郎は却下しておいた。
でも、
この幸せの空間に私たちの子供という、幸せが増えると思うと、
未来が待ち遠しくなる。
ねぇ、早く大きくなって、出ておいで。
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こんなんできましたけど←
リクエストで子供か出来てからのほのぼのってあったので。
でも生まれてないという。
生まれてからは本編内で出そうと思ってるので、待っててくださいね!
これを書くために妊娠について調べた女子高生。
相手すらいないのに調べるとかちょっと恥ずかしかった!
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[mokuji]
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