自分のことを天然て言う人は天然じゃない

図書室でサヤを見かけた。

隣にいるのは……セドリック・ディゴリーか。
ハップルパフの監督生でシーカー。一個上で顔良し性格良し頭良しの三拍子そろったお人。


「どうした?」

「いや、なんでもない。」

いま、頭。

撫でてたな。仲良いのか。



「あ、あれサヤ 」

「セドリック・ディゴリーと話し込んでるよ」

「気づいてたんだ嫉妬ですか?」

「なににだ」


「なぁ、お前、もしかするともしかしちゃう可能性はないのか?」

「何にどうもしかしちゃうのか非常に聞きたくない」

お前の頭は悪戯と色恋で構成されてるんだな。

こいつと遺伝子レベルで同じだなんて。

口に出したら「自分のこと棚にあげてるだろ」って言われるのが目に見えるから言わないがな。


「ああああ!居たんなら居たって言って下さいよ!」
サヤがこっちに駆け寄ってきた。
ディゴリーはいいのか

「何故自分から生け贄にならなきゃならないんだ」


ぐっと背伸びして、机を覗き込む。

「また悪戯ですか?出来たらまた下さいね!」

「3つか」

「3つです。」


キラキラの笑顔を輝かせて言う。何時もこうなら、


「だめだ。」


「なんでですか!?ウィーズリー君そろそろ本気で私のこと気持ち悪がってます!?」

「ずっと前から気持ち悪がってます」


ってそうじゃなくて。


「今回のは顔に出来物が出来るんだ。」


「だから何なんですか?」

えええ、
女子ってそういうの気にするんじゃないのかよ。


「つまり、せっかく可愛い顔なんだから、勿体無いだろ?」



「…………」



どうした。俯いて、
身長差で顔が見えない。





『このっ天然タラシがっ!!』







英語でおk。
いや、マジで。





「公認ストーカー」

(いや、もしかしちゃうだろ。相棒。)
















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あたし的にフレッド=タラシでジョージ=天然タラシ

だと思う

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