名前って結構大事だと思う

今まで気にしてなかったから、


気がつかなかっただけかもしれない。



サヤは、そこそこ人気があるらしい。



「サヤちゃん可愛いよなっなんか、守ってあげたい系」


そんな会話がたまに成されていることに、今更だが気付いた。

目を冷ませ。皆。あいつの中身はお前らの親父よりおっさんだ。



「ウィーズリー君!ゲーゲートローチ見事な滝ゲロでました!」

「そんな報告いらねえよ」


嘔吐物を大声でみなまで言う女が"守ってあげたい系"なのだろうか。


そんなばかな。


だから、たまにいいなぁみたいなことを言われる。

だが、


こう付きまとわれてはいるが、前も言ったようにホグズミードに一緒に行ったこともないし、夏休みあったこともない。合同授業の時も一緒に何て一回もないのだ。


することと言えば、


「この前コリンにウィーズリー君の写真もらっちゃって……まじ……【自主規制】でも自分でアングル決めたいので私がとってもいいですか因みに服はこちらへ」



「何をする気だ」




コリンは名前……なんだな。


て、違う。違うぞ俺。
パシャッ



「勝手に撮るな。」

「ああ!」


サヤが持っていたカメラを取り上げるとサヤの悲痛な声。


「考え込んだ様子のウィーズリー君レアだったのに……」



嫌味か。



「ごめん。嫌だったならカメラ壊すから。」


おいおい。

それは大袈裟だろ。


「はぁ、こっちこい。」

今日はサービスだかんな。



びっくりしてるサヤを引っ張って、抱き寄せ、顔をサヤの位置まで持っていき、ふに、と頬が頬にあたる。



パシャッ




「え?」



「ツーショットはもっとレアだろ?」


じゃ、疲れたから、

そういって寮に戻るとき、


彼女の顔が真っ赤だったのをまだ俺は知らない。











「公認ストーカー」

(ウィーズリー君版「こんなサービス、滅多にしないんだからね」……たぎった)
(サヤ、顔真っ赤よ)









------------------
こんなサービス、滅多にしないんだからね

マクロスFはブレラが好きです

[ 32/38 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -