外見で人を判断してはいけない

「サヤって案外可愛いよなー」

「英語でおk」

なんか相棒が変なこと言ってる。
こんな双子で大丈夫か。

「いや、お前、言動はストーカーだが顔よく見てみろよ。東洋人顔で神秘的、童顔だが可愛い顔してるぜ。」

「お前な、ストーカーされてる相棒は無視かそうなのか。」

「幸運を祈る」

「お前は俺に何させる気だ」


というか、あれだけ毎日(気持ち悪いほど)付きまとってても、ホグズミードには誘われないし、夏休みも誘われない。
それ以前にいまだに名字呼びだ。

正直、あいつは俺のこと、アイドル的な意味での好きなんだろう。


まぁ、今度あったら顔をしっかり見とくか。




クィディッチの練習の後、着替えて部屋からでると、

「ウィーズリー君!」

やっぱいた。

「お前も暇だな。」

「いえ、ウィーズリー君を追いかけるので忙しいです。」

「おい。」


フレッドが言っていたのもあって、サヤの顔をまじまじと見てしまう、

比較的大きな二重の目、黒い髪、小さな鼻。

確かに、整ってる。

かもしれない。


「う、ウィーズリー君、どうしたし、ウィーズリー君のそのビー玉のように綺麗な琥珀の瞳まじやばいんですけど、ああんそんな目で私を見ないで「だまろうか。」


前言撤回。



「よくもまぁそんな言葉がつらつらと思い浮かぶな」
「変態ですから☆」


「自覚あるのか」


自覚があるならなぜ直そうとしないのかという疑問が残る。


「いたずら商品買っていいですか!?保存用、観賞用、使用する用で三つ!」


先生!!保存用と観賞用の意味がわかりません!

ポケットをまさぐり、出すととニキビとゲロのトローチ。


目の前には(涎をたらして)笑顔のサヤ


「ほら」


ゲロの方を渡す。


「ゲーゲートローチだああああウィーズリー君がさわったゲーゲートローチ。ウィーズリー君の汗が微量についたゲーゲートローチ。さっきまでウィーズリー君の腿に当たってたゲーゲート「お願いします。その表現はやめてください。」


サヤは嬉しそうに笑ってる。(下手に出るウィーズリー君可愛いはぁはぁって言ってるのを無視すれば)相棒の言ったように、


可愛い。





かもしれない。











「公認ストーカー」

(よく見てみたら)
(笑顔は案外眩しかった)

(かもしれない)














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白人から見ると東洋顔は神秘的て聞いたが本当か。

うちらが外国人顔が神秘的(?)に見えるのと同じかな

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