公認ストーカー

「うげ」

貴方が私を見たときの第一声。

あああ!そんな嫌そうな顔も何て魅力的なの!

「きゃあああウィーズリくううううううん」

「ワタシハフレッドデス」

なに言ってるの!私があなたを見間違えるわけないじゃない!


「もー今日も悪戯用品の開発?ならぜひともわたしを実験台に!あと隠し撮りさせてください!」


もう一人のウィーズリーくんがこちらに笑顔を向ける。


「サヤ姫は積極的だねぇ、そんなに涎をたらしたら可愛らしい顔が台無しだぜ?」

おっと私としたことが。
レディが涎なんてはしたないわ

「誰がレディだ。そして気持ち悪い。あとそれ言っちゃったら隠し撮りじゃねぇだろ」


「いやん口に出てました?あと嫌そうな顔しながらも全部に反応してくれるウィーズリーくんマジはぁはぁ!」

「突っ込まずに入られないセリフ寄越してくるからだろ!」


「突っ込むなんて ひ わ いっ」

「シャラップっ!!!」








「なんてことがあったのよ。ほんとウィーズリーくんたら良い男」
ハッフルパフの女子寮で仲の良い友人に話すとあきれた顔で肩をすめられる。

ウィーズリー君には温厚柔和な寮何てに合わないといわれた。

「そうやってしょっちゅう絡んでる割には名字呼びよね」


「だってななな名前なんて!呼べない呼べない!」


「何でよ」

「だって!その、は、恥ずかしいというか照れるというか、」


「そういう女の子らしいところを見せればいいのに」

友人にそんなこと言われてもお構い無しで今日のウィーズリー君の一日の行動をを思い浮かべる。

クィディッチをやってる姿はかっこよかったなぁ!



さぁ、明日はいつウィーズリー君に会いに行こうか!




「公認ストーカー」

(こんにちは!ウィーズリーくん!)
(実は結構楽しいんだ)
(なんか言った?)
(黙れ)














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お題提供「確かに恋だった。」さんから

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