The thread mischief

ホグワーツで普通に機械使ってます。
OKな人はどうぞ

















ここの人は携帯を持っていないらしい。
マグルの機械は持ってないのか。


もったいない。こんなに便利なのに…


そんな感じで、私は今談話室で携帯にイヤホンつけてゆったり音楽を聴いている。

聞いているのはバラードだ。



「それ、何の歌?」

いつの間にか口ずさんでいたらしい。
双子の方割れが顔を覗き込んできた。


この顔を覗き込むのは双子の特徴なのかなぁ…
いきなり整った顔が視界に入ると驚くというか照れるというか・・・


「今の日本語でしょ?」

「うん。。綺麗な歌でしょ?」

「あぁ。聞いてもいい?」

「いいよ。意味はわかんないかもしれないけど」



そう言ってイヤホンの片方を双子の耳につける。

ウィーズリー(仮)は目をつぶって少し微笑みながら聴いている。
ほんとこうしてるとただの美青年なのになぁ・・・


「ねぇ…」

「なに?」


唐突に話しかけてきたから少し驚いたけど平静に返事ができた。



「俺がどっちかわかってる?」

「ううん」


「即答かよ!?」

ウィーズリー(仮)が噴出した。


「だってそっくりなんだもんっ親だって間違えるんでしょ?」

「そうなんだけどさっ、少しは考えようぜ」



そう言われて双子の顔をじっくり見てみる。
ヨーロッパ系特有の高い鼻。
少しタレた目。
整った顔。
どれも双子共通の特徴だ。


「やっぱわかんないや」

「そー」

「おしえてくれないの?」

「サヤが当てたらね」

「それじゃぁ意味ないじゃん!」


ウィーズリー(仮)がほほ笑む。

「まぁゆっくりでいいんじゃない?」

なんとなく、無理に見分けなくてもいいと言われたことを思い出した。
こんなことこの前もあったな。

でもあれは相手がフレッドだった。

でも今回は…


多分、こっちがジョージ・・・?




「ねぇ」

「ん?」

「もしかして、……ジョージ?」

「あたり!!!どうして分かった?」

「んージョージってさ、一人でいるときはあんまりふざけなくない?」



冗談は行ったりするのだが、図書館であったような悪ふざけをしてるとこはあまり見ない。
双子が一緒にいるときは別だが。



「というか、一人でふざけててもなぁ…」

「でもフレッドは図書館で悪ふざけしたもん」

「あぁ・・・そうかもな。で、それが見分けられた理由?」

「うん、なんかおとなしかったなって」

「おとなしいって…でもそれだと俺らが一緒にいるときはわからなくね?」

「それが問題だよね」

しかもこの双子は仲がいいからほとんどいつも一緒にいる。


でも

「まぁ、それは」
「日々精進か」














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聞いているバラードはボカロです。←
有名なのより知ってる人は知ってるみたいなのが好きです。

でも書きながら聞いていたのは「心拍/数#082/2」という曲です。
ボカロ聞いてる人の中では結構有名な曲だと思います。

まぁ皆さんのお好きな曲を想像していただければいいんじゃないでしょうか。


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