今私は机を挟んでリヴァイ兵長の正面に座っている。
「ねぇ、兵長、私のこと好きですか」
なんとなく、無言に堪えられなくて口にだした言葉がこれ。
あれ、どうしよう。
なんか恥ずかしくなってきたよ?
「…は?
好きでも嫌いでもねぇよ」
私の方を見ずに兵長はそう言葉を吐き捨てた。
なんかこう、ね、どっちでもないとかそんなん返ってくるとイラッとするよね。だからなんか自棄になっちゃって、
「私は兵長のこと好きです。
大好きです」
なんて、言っちゃった。
「…………俺もだ」
気まずそうに視線を床の方に向けて、誰かが喋っていたら聞こえないような小さな声で、リヴァイ兵長が…リヴァイ兵長が、え?
俺もだって言った?え?
「え、ちょっ、兵長今のもっかい!
もう1回言って下さい!」
聞こえなかったんで!
もう1回!
ねぇ、もう1回!!
「…好きでも嫌いでもねぇ」
あぁんこの照れ屋さんめ!
「私は大好きです!」
「うるせぇ」
*
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