哀想/365 | ナノ

剣が君/螢(14/02/11)


 剣君プレイ、原稿によりプレイストップしてましたが、ようやく再会しました。
ということで、螢ルートクリア。
実は九十九丸……プレイ終わってますが、年末にプレイしたので忘れかけてます……ので レビュは、もう一度プレイしたときにでも。
 とりあえず、螢のを。
 ネタバレ毒舌下記よりご注意を。












 前章をプレイ限り、えっと螢の萌えポイントはどこなんだろうとよく分からないまま後章プレイに突入しました。
 というのも、こういう頭ごなしにきつい物言いのキャラに私がピンと来ないのが原因なのですが。あれれ、あれれれれ?萌えポイントどこだ?
と探求しながらプレイをしてました。

 香夜のやることなすこと口を出して咎める螢。ただのお堅い人というにはあまりにもつんけんした物言いに、縁や九十九丸、鈴懸が反対の事で香夜の気持ちを和やかにし、左京と実彰はその中間を遠して、花嫁行列の進行を進める。
 そんな役割分担のような一行の中、どうしても物言いのきつい螢に引け目を感じてしまう香夜。
 けれど、螢の指摘はきついにせよ、女人である香夜の事を考えてのもの。前半ではそのつっけんどんに香夜が少しずつ慣れていき、ぶっきらぼうの螢のが時折見せる優しさ、そして照れてそっぽを向いて赤くなっているのにそっと笑う。螢の良さが徐々に分かりはじめた。その頃には花嫁行列の目的地に着いて、お仕事が終わってしまい寂しい思いをする。というもの。

 後半になり、実は螢が江戸の御用聞きと知り、身近にいた存在だとわかり、以後何かと世話になることに。
 後半初めは、旅がきっかけで知り合えたと香夜は喜ぶものの、螢とは顔を合わせるごとに関係がこじれるのに悩み、お互いにそれを謝り、また顔を合わせてこじれて。その繰り返しで……強情な二人だな……うん。としか思えず。
 そんなことよりも、螢の傍をちょろちょろしている子分一のかむろの方が気になって、むしろかむろルートがないかないかとずっと口々に言ってました(笑)
 いやだって、このルートかむろがいなかったら完全に破局ですよ(笑)

 お互いに強情で、でも後々それについてイライラしたり、ああ自分が悪かったのか、でもそんなことないと四六時中考えているうちに思いが強くなっていって。
 けれど、そんなすれ違いも。螢の祖母に会ったことがきっかけで、祖母に刺繍を教えてもらうこととなり螢と仲良くなっていく。これ、もしかして剣君の中で一番まともなエンドむかえられるんじゃないか!!!!と一瞬思いましたが、いや……起承転結を考えると、ここで大どんでん返しに違いない!

 そう思っていましたら、螢の正体には驚かされました。
 ほのぼのエンドが一番期待できるキャラだと思ってましたが、その逆。本来一番蔑まれてしまう存在だとわかり。
 種族の違いで香夜は悩み、ひょっこり出てきたかわいい許嫁の存在に、もう会えないのだとショックを受けたりする香夜ちゃんが可愛かったなぁ。しみじみ……
 私は、結構ライバルキャラが出てきて主人公が悩む姿を見ているのが好きなので(え)こういうシチュはたまりませんでした。
 結局のところ、それも誤解なのだととけましたが、螢が顔を真っ赤にさせながら誤解を解く姿は良かったです。

 ……薙刀道場の入り口で(爆)
 もう、雰囲気とかへったくりもないというか。先生とお松さんがいない隙での告白シーンは、もう笑いが止まらなくてお腹が痛かったです。
 香夜ちゃんも、言いたいことがあるならここで言って!というから仕方なくここで告白と。この人達恥ずかしいよ!!!そう思わずに入られないといいますか。


 想い合っていることがわかり、かむろも交えた(笑)逢引はほのぼのとして良かったのですが、はやり種族の問題を捨て去ることが出来ず、それを見るのはとっても辛かったです。
 でも、螢ルートは他ルートに比べて、なにやらエンドの相手キャラへの仕打ちが緩やかだったかと思います。




和魂エンド
香夜を娶りたいと香夜の父親に説得を乞うものの、最初はいいと言いつつも、螢の素性を明らかにしたあと態度が一変した父親にどうにか説得しようとしたものの、二人はいい案が思いうかばず、結果江戸を追われることとなった螢のあとをついていく。普通に考えてこれが一番無難であり得るパターンだと思っていました。
 結局のところ、吉備の国に着いた二人がその後末永く暮らしていけるとは思えないのですが。それでも束の間の幸せを掴んでもらいたいですね。


幸魂エンド
和魂とは違い、説得に説得を重ねた螢が無理な条件を飲んだ場合にのみ、結婚を許す。とありますが、螢はラッキー男ですよね。左京の場合ただのラッキースケベだったのですが、螢のラッキー男ぶりはすごいと思います。
またしても、かむろがいなくては、そして今回の幸魂エンドでは実彰がいなければこの説得は無に帰していたのではないかと思うのですが。山吹の花、検索してみてあぁ、この花が山吹か。と知ってなんだか感慨深かったです。
……しかし、よく1000も持てたな…。
二人の結婚式なんですが、吉備の国で行うのはいいのだが、まさかの……日本じゃない感がプンプン。衣装からしてプンプンで笑いました。スチルはものすごい綺麗だったのですが、笑いました。さすがです。


荒魂エンド
絶対キャラに一向はこういうのがあるだろうと思ったんですがね。
剣取り優勝やったーやったーというこちらの心を完全に木端微塵に踏みにじるエンドがなんというか。
悲恋とか結構好きなんですが、私……剣君は辛いです見ているのが。
あと、このルートでの香夜はどうも受け入れがたくて、なんで会場で待ってなかったんだよ。と逆に攻めることとなりました。あまりにも結末が不憫だったので。
それでも、4人プレイしてきて、一番まともな感じですが。


奇魂エンド
五奉行としての務めで忙しくすれ違い生活状態になってきている二人を割くように、まさかの香夜への縁談。
私、実は螢ルートでこのエンドが一番好きです。
螢の実力が認められ、なおかつ町の人にも覚えがいい状態で二人が幸せになれるって、考えたらむきゃー!となれますね。香夜のお父さんもこの人ならいいか。と、わりとソフトに認めてくれたので、そこも嬉しいところなので。




 全くもえないんじゃないかと思ってましたが、プレイ終えるとやっぱりシナリオがお上手なので、とってもよかったですね。あと、スチルでかむろのスチルがあって、発狂しました。
 かむろルートください。


 次は縁で!







マエ : ツギ



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -