「なんですか?このチョウチンアンコウは」 4人でテレビを見ていたら、伊智が銀時に尋ねた。 テレビの中ではTHE EDOに出演しているバカ皇子こと、ハタ皇子とその爺がアップで映っている。 「どっかの星の皇子だ」 「えっ……気持ち悪い」 「そうはっきり言うな。気にしてんだ、あいつだって」 「ここ最近よく出ていますよね、ハタ皇子さん」 「皇子なのにニートと変わらないアル。金あるマダオネ」 「ふーん…」 「なんだ、知らないのか?世間知らずだな」 「あんまりテレビとか見ないから…」 「あ、ティッシュ箱切れちゃった」 新八が使い切った箱を持って呟いた。 「あ、じゃあ私買いに行ってくるね」 「え?いや、いいですよ。僕が行ってきますから伊智さんはゆっくりしていてください」 「…ううん。やっぱりダメよ」 「いや僕が」 「私が」 「僕が」 「あーめんどくっさい奴らネ!私が買ってくるから大人しく待っているヨロシ」 「神楽ちゃんはダメだよ。だって1個しか買ってこないから」 「うるっっさいアルな」 「あーああーうるせえ!じゃーんけーーんポン!!」 銀時が突然じゃんけんの合図を出して、他の3人はパッと手を開いた。 「「「「………」」」」 [←] [→] back |