「ごほっ……」

「39.2………はぁ」

「ごめんなっげほっごほっ」

「あーもう喋んな」

「いろいろ…ほんっ…ごめがばあっ」

「お前それごめんなさいって言いたくないだけだろ!!!?プライドぶらさげてるだけでしょ!?いいってもう俺も悪かったな」


銀時は明後日の方向を見ながら冷えピタを伊智の顔に張り付けた。



「ごほっ…そこは…ぐびべがばぼ」

「わあああ何してるんですか銀さん!殺してます!それもう殺してます!」

「あっあぁ…ま、間違えちまったじゃねーかコノヤロー」

「ごほっ……ごほっ」

「あーもう寝ろ。くれぐれも大人しくしてるように」


今度こそ額に貼り直した銀時は、ため息をついて新八と共に寝室から出た。
今日は海まで釣りしにいって、ちょっと魚もらって帰ってきたらこいつが真っ赤な顔して風呂掃除してやがった。
しかも上せたのかしらねえが泡だらけの風呂の中でうずくまって爆睡。
ホント、呆れるやつ。目は真っ赤に腫れてるし声ガラガラだし顔あっけーし。


「伊智、大丈夫アルか?」

「―心配するこたァねーよ」

「うー、でも、でも。ずっと一人にさせてたから、もしかしたら冷蔵庫にあったタバスコ全部飲んでしまったからかもしれないヨ」

「お前じゃないんだからそれはない」

「それにしても月詠さんに今度お詫びしないといけませんね」

「いや、逆に助かった。アイツと酒を飲むなんて死亡フラグたてんのと同じだ」

「あれ?銀ちゃんがお願いしたんじゃないアルか?」

「んな訳ねぇぇだろ!?アイツと酒の話なんて一言もしてねェェェよ!多分、アレだ。アイツが絶対違う奴とつけた口約束がいつの間にか俺相手になってたってだけだ」

「なーんだツッキーの勘違いアルか」

「そうそうツッキーの勘違い勘違い」





「へぇー…ひっく。ひどぅい銀時くんったら!私との約束を忘れるなんてぇ…」






「…あ…………あれ?」




聞こえるはずのない声に、ピクリと銀時は振り向いた。




「ぎーんとーきくぅーーーーん。ひっく………あっそびーましょ〜〜〜オラァァッァァ!」



「「「ぎゃっ…ぎゃあああああああああああああ!!!!」」」







「ごほっ…大人…しく…大人しく…」





「できねぇ…よ…はははっ」





111122
ツッキーよりさっちゃん派
銀月より銀神派
さあツッキー信者でてこい!相手してやる!
嘘ですツッキーも好きです


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