「はい、伊智」


神楽が照れくさそうに一つの白いカードを伊智に手渡した。
一昨日の晩、一生懸命それを書いていた神楽を知っていた新八はクスリと微笑んだ。


「一日ゆうこと…きいてあげる…けん?」

「今まで、全部の家事を伊智に任せてたネ。こうやって熱出して倒れるのも無理ないアル。だから、今日はわがままくらい聞いてあげてやってもいいヨ」

「そんな…いいですよ、私は」

「神楽からそんなお許し出るのなんて伊智と志村姉くらいだろうなー」

「ホント、珍しいから断ったら後悔すると思いますよ」

「おい、お前ら失礼だぞ。…別になんでもいいヨ。私にお願いしても、銀ちゃんに言っても、まあダメガネはメガネ拭くくらいしか脳がないからいいけどな」

「おいィィィィ!なんだメガネ拭くだけって!!!!この家でメガネかけてんの僕しかいねェェェェェよ!」

「うるせェぞ新八ー。おら、今日の昼飯のオムライスだ」

「あ、すみませ…ってなんでケチャップでメガネマーク書いてんだよ!」

「ハッピィーサプラァーイズ☆」

「うぜェェェんだよ!別に発音よく言ったってサプライズ感じられねえよ!」

「ぺっ…銀ちゃん、これ中にメガネ入ってるヨ。もっとちゃんと細かく調理しないと」

「あ、マジ?わりーわりー今度から気を付けるわ」

「だぁれのメガネだよォォォ!大体材料にメガネってどんだけハイスペックな料理生み出そうとしてんだよ!!!!」

「うわぁーこの子自分でメガネハイスペックって言ってるー」

「もうメガネの時代は消えかかってるっていうのになあ、いまどきメガネかけてるなんてどこぞの探偵坊やと新八しかいないヨ」

「全世界のメガネかけてる人に謝れ!全身全霊で謝れ……!!」

「あっあの!」

「あー?」


もめあっていた3人の横で、恥ずかしそうに顔を赤く染める伊智。



「ぎ、銀時さまと………○○○○や○○○○○○○がやりたい……Vv」



ほうっと吐息を零す伊智と、驚愕した表情で固まる3人。




「さ、さすがに、それは無理だ…………」



111123
なんだこれ。そしてごめんなさい。反省はしてるが後悔はしてないです。


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