追記

「どうしたんですか、フランシスさん。悩んでおられるようですが」

「んー。ちょっと。恋って大変だなぁと」

「おや、フランシスさんでも恋で思い悩むんですね」

「お兄さん、いつもそうよ?モテすぎて大変」

「それは大変ですね。私でよければ、相談にのりますよ?」

片想い相手に好きな相手が〜で、相談。いろいろ応援してもらう。

「ねぇ、菊ちゃんは好きな人いないの?」

「いますよ」

「聞いといてなんだけど、いたんだね。誰誰?」

「秘密です」

「えー。まぁいいや。俺も協力しようか?いつも相談のってもらってるし」

「いえ、いいですよ。その人、好きな方いらっしゃいますし。高望みはしない質なんです」

アーサーが好きだと気づいてることが兄ちゃんにバレます。

「…菊ちゃんは、本当にアーサーのこと好きじゃないんだよね?」

「ええ、恋愛感情はありません」

「なら、アーサーのこと家に入れたりしないで。あいつに、嫌いだって言って。アーサーがお前のこと好きなことも、気づいてるだろ?」

「…ええ、わかりました」


兄ちゃん同席の場(本田さん宅、3人で普通(ww)に食事した後にでも)で嫌いという本田さん。飛び出すアーサー、追う兄ちゃん。泣いちゃう本田さん。偶然ばったりメリカ。

「…どうしたんだい?」

「…いえ、いえ、なんでもないんです」

「…そっか。ねぇ菊!一週間くらい泊めてくれよ。上司がうるさくて、家出してきたんだ!」

包容力の人、メリカ。ゆっくり癒してってくれて、落ち着いたと思った頃に、同じく落ち着いたアーサー再来。困る本田さん。あー打つの面倒になってきた。

「なぁ本田。お前に嫌いって言われても、俺はお前が好きだ。悪い、でもこれだけは覚えておいてくれ。何かあったときは、助けるから。利用するだけでもいいから、これだけは忘れないでくれ」

メシマズ兄弟でしゃばりすぎじゃない?すみません、セカキク好きなんです。こんなんなったら、もう英日米にするしかないよね。でもそうなると、兄ちゃんただの最低な人だよね。何をどうしてこうなったんだか…


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