「ライカ、どうしよう!アイリスちゃんが...!」

「とりあえず落ち着け。今サーチマンとジェミニマンが情報を集めに行っているから。」


とは言っわれたもののどこを探せばいいんだ。
いつもなら簡単に足取りが掴める奴らなのに今回に限ってなんなのだ。だが泣き言は言ってられない。とにかく情報が欲しい、俺とサーチマンは電脳世界を駆けまわった。


『...なあ、サーチマン』

『なんだ』

『やっぱ、ああいう奴らって普段から"表"にいないんじゃないか?』

『だとすると"裏"か』


お前はそれで大丈夫なのか、なんて聞かれたが奴なりに心配してくれているのか。
確か"裏"なんて出来れば行きたくないが、いつかみたいな宗教もいないから電脳獣も心配ない。
俺はああ、と頷いた。そして二人でウラインターネットに足を踏み入れる。


『あいつら間抜けだから目撃情報ぐらいありそうじゃないか?掲示板とか?』

『まさか。そこまで馬鹿ではないだろう。』


俺は冗談のつもりで言ったはずだった。
念のためやばい情報が集まると言われている裏の掲示板を調べてみる。


『...あった』

『...。』


一番新しい書き込みだ。だが他の書き込みと違い名前が特定できないし、カタカナばかりで雰囲気からしてやばそうだが今はこれしかない。


『なまえ、スカイタウンだ!奴らはスカイタウンにいる!!』


冗談のつもりでいったのだがまあ結果的にいい方向に転んだのだから今回は良しとしよう。
なまえもライカも俺たちをプラグアイトさせ、スカイタウンへ向かうためのリニアバスに飛び乗った。

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