リニアバスを降りると、すぐに係員みたいな人がいた。その人にさっき届いた第二次選考会のメールを見せると大きなエレベーターの前に案内された。このエレベーターでスカイタウンにいけるようだ。ついたら道なりに進めば大きな建物があり、そこが会場になっているらしい。


「ね、ねえ!私たち雲の上にいるよ!」

『落ち着け、落ちたらシャレにならないから本当に』


エレベーターから降りると通路の下は真っ白、あれが全部雲なのだ。飛行機にでも乗らないと来れない雲の上に街があるなんて、スカイタウンは本当にすごい。

係員の人に言われた通り通路を道なりに進むと大きな建物がある。中に入ると既に第二次選考会を受けにきた人たちがたくさんいた。
その中にコジローくんを見つけた。あの後コジローくんたちも第一次選考を突破したのだろう。

しばらくすると奥からナビの格好をした人が出てきてびっくりした。最初こそ驚いたがあれはきっとコピーロイドだ。コピーロイドに送られたこのナビが第二次選考会を進めるようだ。


『みなさん、これより万博オペレーターナビ第二次選考会をはじめまーす!!』


今回の選考基準は"バトルの強さ"。スカイタウンの電脳、スカイエリアに試験官がいるらしくその試験官に話しかけると審査がはじまるとのこと。
その審査の前にウェザーくんのところで参加登録をするそうだ。ウェザーくんってあのお天気予告のウェザーくんなのだろうか。

ナビがこれからウェザーくんのところに案内してくれるそうだ。先に行くナビを追いかけるようにコジローくんと一緒にウェザーくんのいる部屋に続くエレベーターに乗った。


『スカイタウンへようこそなのら!!』


しゃべった!!
と思ったらウェザーくんが第二次選考の審査説明をしてくれた。なんとのこウェザーくん、天気を操るだけでなくこのスカイタウンのメインシステムなんだそうだ。だから事前に参加登録をする必要があったんだ。

そのウェザーくんの話を要約すると、


『試験官ナビの放つウイルスに勝てばいいんだろ?楽勝だな!』

「そうだね、期待してるよ」

『ああ、まかせとけ!』


いつも以上に気合の入ったジェミニマンが今はなんだか頼もしい。この調子なら第二次選考も問題なく突破できそうだ。

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