「元気すぎるユーリたちをわざわざダングレストから追ってくるレイヴンさんも相当元気ですよね」
「いやいや、おっさんもうくたくただよ...助けてなまえちゃん...」
「た、助けてって...あ、疲れたときには甘いものがいいって言いますよね」
「ちょ、おっさん甘いのダメだって知ってるよね?なまえちゃんもう忘れちゃったの?!」
「あはは、冗談ですよ!」
「冗談に聞こえないのは俺だけかねえ...」
「ほらトリム港見えてきましたから!」
「見えたって、まだあんなにちっちゃいじゃない!」
「見えればあっという間ですから、ほら頑張って歩いてください!」
「おっさんはなまえに任せておけば大丈夫ね」
「なまえも嫌がってないしな」
「むしろ楽しそうですよね」
「いいんじゃないかしら、なまえの笑顔、私好きだわ」
「おっさんに向けられてるっていうのが気に食わないけど」
「あら、嫉妬かしら」
「んなっ!...そ、そんなわけないでよ!!ばか言わないで!!」
▽あの子の笑顔