ヘリオードの騎士団詰所から大きな爆発音が聞こえた。いろいろ動きやすいように、と騎士団の衣装を着たユーリがヘリオード勤務の騎士に引っ張られていった。


「...まだ聞こえるね」

「ユーリ、大丈夫かな」

「じゃあ様子を見に行ってみましょ」

「え、ちょ、ジュディス?!」


まだ止まない爆発音に心配していると、ジュディスが詰所の方へ先に歩いて行ってしまう。それを慌てて追いかけてみると詰所の扉は開けっぱなしになっていた。用心しながら中を覗いてみると、凄まじいことになっていた。爆発音の原因と止めようとした騎士が何人も倒れていたのだ。


「うわっ、大変なことになってる...」

「ねえなまえ!あそこ見て!」


一緒に覗いていたカロルが指をさした。そこにいたのはユーリに腕を掴まれた、ついこの前まで一緒に旅をしていた


「リタ!」


それを見て最初に走りだしたのはエステル。


「エステル、それにみんなも...」




⇒え、うそ、まじですか




「でもまさかリタがここで捕まってたなんて思わなかったよ」

「ここの魔導器が気になったから調査の前に見ておこうと思って寄ったの」


そこで労働者キャンプと称されるユーリたちがこれから乗りこもうとした場所に魔導器が運び込まれているのを目撃してしまったリタ。火が付いてしまったリタは労働者キャンプに"忍び込んで"みると


「そしたら、街の人が騎士に脅されて無理矢理働かされててさ」


行動と予測が繋がったのだ。

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