「あの、なまえ...」
「どうしたのエステル、深刻な顔して」
「ダングレストで言っていた、その、"パパ"ってもしかして」
「そう、あの人だよ」
「今だったらダングレストに戻ればいますよ!だから...!」
「いいの。生きてること確認できたから。」
「...なまえ」
「それにあの人偉い人でしょ?もし帝都に戻る機会があれば、そのときまた会えるだろうからね」
「その時は、私も会えるようにかけあいます!だから今度は壁壊さないでくださいね?」
「うん、ちゃんと壁さんに謝ってからいこうね!」
「はい!」
▽パパのこと
本当は会いに行くのが恐い、なんて、言えないよね