※陽日先生との結婚後のお話しです。
会話文がほとんどです…。


「ずっと、ずっとそばにいさせてもらえますか」
月和と毎日顔をあわせるようになってから、しばらくたつ。
何気ない日々が幸せになった。



「なあ、月和」
「ん、なんですか直獅さん」
「その、だな、お前は子供が欲しいか?」
「突然どうしましたか」
「いや、その」
「私は、とっても欲しいですよ」
「!」
「きっと直獅さんに似た、素直な子に育つと思います」
「………。ありがとうな月和」
「なにがですか?」
「なんでもないよ。俺は月和に似た可愛らしい子に育つと思うけどな」
「小さいでしょうけどね」
「…………………」
「…………………」
「あ、なんだ。やっぱり女の子が欲しいな」
「そ、そうですね!でも直獅さん、結局とられてしまいますよー」
「ぜ、絶対にやらんぞ!!」
「今から泣いててどうするんですか…」
「もう俺が結婚してやるっ」
「私がいるのにですか…」
「あっ」
「むぅ」
「月和ごめんな、じょーだんだよ」
「………………」
「あ、えっとだな…」
「………キス」
「ん」
「キスしてくれたら許します」
「え?」
「あ、恥ずかしいことを…すいません…」
「…………いいぞ」
「えっ。っ!」
「…………顔が真っ赤ですよ。直獅さん」
「…………お前もだぞ。月和……」
「ふふふふっ」
「はははは!!」
「ゆっくり、ゆっくり慣れていきましょう」
「少しずつ、な」





「直獅さん、直獅さん!!」
「どうし…」
「赤ちゃんが、家族が増えますっ」
「ほ、本当か…っ?!」
「嬉しいですっ、夢のようです」
「は、ははは。やったぞ。やったあぁっ!!」
「女の子だといいですねっ」
「ん!?月和、走ってきたのか」
「はい。早く伝えたくて…」
「駄目だろ!自分の体を大事にしないと」
「もぅ、直獅さんの心配性」
そんな心配ができるようになった自分が嬉しかった。




  

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