100:この会話文の補足


この会話文の補足というかどうでもよい語りをしたい



イステアと会話してる奴はオズじゃなくて、オズに寄生していた精霊なんだけど、何回も食らった記憶があるって所が、個人的に燃える重要なポイントなのである。



旅が終わったら遊園地に一緒に行くという約束の記憶は、精霊に食われてオズの中から完全に消えてしまっても、またイステアが約束してくれていたんだよね。だからいくら精霊が記憶を貪っても、また新しく植え付けられていったので、精霊も「何回も食らった記憶」と言っている。



もう一つ、精霊が何回も食らった記憶があると言っている。それが、オズのイステアに対する気持ち。好きという記憶(?)。記憶って言っていいのかよくわかんないんだけど。



このイステアに対する想い、記憶も精霊に何回か食われているんだよね。つまり旅の途中で何回かイステアの事を好きでいた事を忘れている。で、忘れてはまた想いを寄せているって所が個人的に燃えるポイント。好きだった事を忘れてもまたイステアの事が好きになってしまうんだからオズの気持ちは本物だったんだなあって思う。



で、記憶を食らった方の精霊は、その記憶を基に自我を形成するもんだから実はイステアと会話をしていた精霊はイステアの事が好きだった。とか。



精霊がイステアと別れる時に言った「…………。俺もだよ、イステア。ずっとずっと、大好きだよ」ってのは、オズの気持ちを代弁したのか、それとも自分の本心を伝えたのか。という考察。
一人称をわざと変えて自分の気持ちを悟られないようにした、とかだったら良い。自分の気持ちを伝えた所で報われないのはわかっているし、イステアが自分に向けて大好きと言ったのも、自分がオズの容姿をしているからであって、飽くまでもオズに対しての「大好き」だった訳だから。



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2014/1/1
 

(140128)