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「ゲームセット!!ウォンバイ凰乃!!6-2!!」





『…ふぅ』




試合は華綺の勝利で終わった。が、彼女はベンチに倒れこむように座ると、頭にタオルをかぶって動かなくなってしまった。




海「…」

乾「どうだった、海堂?」




その場に立ち尽くす海堂に乾が声を掛けた。




海「……あいつ、何なんスか?」

乾「普通の女の子じゃないことは確かだな」

海「…」




乾の返答に海堂はただ黙ることしか出来なかった。




『…』




一方こちらはタオルをかぶったまま動かない華綺。

冗談じゃないわよ!!何なの!?
始めのうちは凄いラッキーなトリップの仕方だと思っていたのに!!何か色々と厄介な問題抱えてない?この体!!大体私の意思とマッチングしてないってどういうことなの!?
私はこれからどうしたら…

想像もしていなかった事態にどうしていいか分からなくなっていた。





越「…ふ〜ん、結構やるじゃん」





そんな中、越前は華綺がもんもんとして途方に暮れているなんて梅雨知らず、微動だにしない彼女を見て呟いた。




大「…手塚」

手「あぁ」

河「これはもう…」

菊「そーだよ。入れるしかないっしょ!!入ってもらおーよ〜!!」

不「うん。益々興味が湧いたよ」




そしてこちらも華綺が悩んでいることなど知る由もなく、彼女の入部を企む人達が…。
これからどうすればいいのか。華綺は平和なスクールライフを手にすることは出来るのか。そして、彼女が出した答えが、選んだ道が、また新しい物語の始まりを告げる。




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