「君のことなんて何も知らない」
――あとがき







中編、長編を書かれる方に憧れます。
私は途中で飽きてしまうのが目に見えておりまして、やはり一本完結が合っているのかな、と先日一人自室で電気炬燵のスイッチを消したりつけたりしながら考えていました。

帝光中ももちろん好きなのですが、私は「高校生」のキセキと黒子が、グループとしては一番好きです。CPは別として。
先輩と後輩の関係が好きです。それはそれぞれの高校内でもいいし、たまたまばったり会った笠松さんと高尾みたいなのもすごく好きです。

そんなわけで、このシリーズには私の「好き」がたくさん詰まっています。
おかげであまり絡みのなさそうなコンビだったりしますが……一番楽しかったのは黄瀬コガの二人です。


バスケの得意な16歳の少年五人、たまにもう一人。それがキセキの世代です。
先輩はそれに改めて気づいたり、気づいた途端微笑ましくなったりします。肩を叩いたり、撫でたり、諭したりします。

テーマ「認める」

彼らがみんな、楽しくバスケしていれば、これ以上のことはありません。


※時系列
紺碧→翡翠→蒲公英→菫→猩々緋→月白




紺碧
「人の手をべったべた触る青峰さんと、弱っててクラッチ半分外れてる日向さん」
この二人の話が最初に思い浮かんだのがこのシリーズのはじまりでした。


蒲公英
「過去を大切にする黄瀬ちんと、人を大切にするコガちゃん」
いちばん書いてて楽しかったです



「だんだん心に余裕が出てきたむっくんと、謙遜の極みにいる水戸部くん」
岡村さんほんとごめん……


翡翠
「コミュニティ障害なのに頑張った緑間さんと、劣等感を抱えたままの伊月さん」
唯一、外野である高尾がでしゃばっています。ミドチン限界ギリギリだったからしょうがない


猩々緋
「今まで誰にも言えなかったことをやっと話せた赤司くんと、知らないけどわかる木吉さん」
どうしても無冠を入れたくて書きました。根武谷さんすき


月白
「何もしたくないしされたくない黒子っちと、なら背中をさすってあげようなツッチー」
ツッチー口調に個性出ないから難しかったです




色コードをお借りしました
日本の伝統色


たくさんの方に支えられ、全6本、完結することができました。ありがとうございました。

ありったけの感謝と敬意を込めて
高松ぺたるより



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