黒子テツヤの相思相愛に関する考察
※高尾♀





緑間君に恋人が出来たと聞いたとき、やはり真っ先に浮かんだのは秀徳にいたマネージャーの女の子だった。快活な人懐こい笑みで場を作る、素敵な女の子だ。
練習試合だったか、海の合宿だったか、それは定かではない。もっとも高校に入ってからは彼と顔を合わせる機会も相応に減ったから、ある程度場所は固定されている訳なのだけれど、高尾と呼ばれた黒髪の少女は確かに、緑間君のそばにいた。つり上がった猫目はいつも彼を映していたし、ポニーテールを揺らしながら軽口を叩いていた相手もまた彼だったのを覚えている。
何故そこまで緑間に拘るのか、と一緒に秀徳に遊びにいった黄瀬君が彼女に訊いたことがあった。そうしたら、

「真ちゃんが面白いのが悪いの」

と花が咲くという表現がこれでもかという程似合う笑顔で返すものだから、僕も黄瀬君もなんだか忍びなくなって、二人で足音を潜めながら帰ったほどだ。だから逆に彼らがくっつかないほうがおかしいと思っていたし、何よりも緑間君がときどき彼女のことを、まるで桜を愛でるように、慈しむように見つめていたから。あの気難しい、あまり人に自分というものを見せたがらない彼が、だ。あの傍らに人を寄り付けるのを嫌う彼が、だ!
きっと出会うべくして生まれたんスよね、なんて黄瀬君がドンピシャなことを言ったから、あえてこの言葉を使わせてもらおう。
まさに、運命なのだよ!















久々に短くなりました。高尾♀には無限の可能性が感じられますね……!

ちなみに設定
高尾円(まどか)♀
黒髪にセミロングでだいたいポニーテール。サイドテールとかもたまにやる。下ろしていたり髪切ったばっかりだと赤いカチューシャ(妹からもらった)をつける。
秀徳バスケ部マネージャー。他のマネージャーは2、3人ぐらい。一番よくしゃべる。
この度は緑間真太郎君とお付き合いする事になりました。
真ちゃん真ちゃんつってよくついていく。自転車2ケツとかよくやる。よく考えてみたら付き合う前からリア充でした。エース様に万歳!





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