trick yet treat!!
つるり、とサテンリボンの感触。橙色のそれが、虎徹さんのダークブラウンの髪に映えて映えて可愛くて堪らない。うなじから頭頂部にかけてかきあげると、彼はくすぐってぇよ、と口を尖らせた。 「おいバニー!誕生日プレゼントって…もし…かしてまた……俺……だったりする?」 「当たり前でしょう愛しい虎徹さん。という訳で今年も虎徹さんとリボンでオリオンをなz」 「じっ冗談じゃねぇぞ!お前紐絡むと大体俺がひどい目にあってだな、」 「大丈夫ですよ、だって管理人はエロ書けないから」 「年齢からして物理的に無理だって話なんだろ!?R指定が書きたいってあいついっつも言ってるじゃねぇか!」 「でも無理なのには変わりないんでしょうよ」 「……まぁ、そうだけどさ」 ああなんて可愛い僕の相棒。頬を染める中年男性がこんなに可愛らしいなんて聞いたことないじゃないか。これも虎徹さんだからこそ、か。 ハロウィーンと被っているという訳で、テーブルにはパンプキンパイ+チョコレート板で【Happy birthday★Bunny!】の文字。彼がこんなパイを買っているところを想像するだけで笑顔が溢れてしまうから不思議なものだ。やはりフルネームにしてしまうと怪しまれると思ったのか、今日だけは顔出しヒーローにしてしまったことが悔やまれる。いや、虎徹さんがやってくれたことだ。バニーでもバーナビーでもバーナンキでも何でもいいじゃないか。リボンも虎徹さんが用意したもので、ほらやっぱりこういうことは嫌いじゃないんだよ、「ね、虎徹さん」 「……ーーーーっ、だぁっ!!わーったよ!じゃあ、その代わり…」 「はい何ですか、虎徹さん?」
「やさしく、あまく、な?」
ああこの人にはかなわない。 いくら年齢を重ねても、 こんなに可愛らしい 僕のパートナーは 二人と見つけられないんだ!
久々に書いたら糖分過多過ぎて砂ざらざら!じゅうはちきんとかねー書いてみたいですよねー! タイトルの意味は、「…たとえお菓子をくれようとも私の悪戯を止めることはできぬゥゥ!!」らしいです。ついったで回ってきて面白かったので…////
バニー! 生まれて来てくれて 本当にありがとう! どうか幸せな一年を 愛する人と共に!
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