The dear devil was found. It is destiny to love it if it is destiny to fight again. Oh, you are my fallen angel.
2014/10/31Fri
今晩は。
有難うございます。
先ずはお返事遅くなってしまい、土下座!平にご容赦くださいませー!アグロさん・゚・(●´Д`●)・゚・ごめんよおぉ。
TIGER&BUNNY熱愛にどっぷりです。蔵飛以来じゃね?位の勢いっぷりです。ええーーー!!映画ですかっ、(〃゚σ¬゚)ジュルリン..。蔦屋に行かなくては!それにそれに、そんな可愛い品々も(*゚∀゚*)ムッハー。嗚呼、虎徹さんのパジャマとかあったら、興奮して寝れなさそうです真理。シーツって!!ええーーー!エロチック(←方向性間違ってる?)マグカップとかも、きゃー関節きっちゅしちやったー!とか騒いで珈琲どころじゃないな。でも、めちゃくちゃ羨ましいですー!そっか、そんなグッジョブな品々類があるのか、と、あちこちのコンビニ行ってお菓子とかは購入しましたウフ(*-艸・*)。ガチャガチャも捜して捜して漸く20kmも先に1つみっけて狂喜乱舞♪。素敵すぎるお話ありがとうございます〜m(__)m。
それと、おバカなお話も浮かんでしまったのでアグロさんに。
初戀
こんなにも誰かを好きになる事があるなんて。始めこそ頼りないオジサンでしかなかったのに。一緒に仕事をしていくうちに、彼のさり気ない気遣いや優しさにふれ落ちていた。きっかけは件の事件ではあったが、前兆はあった。気に食わないは、気になるからであり、腹立たしいは、好意の裏返しでしかない。だが、自分自身の気持ちを認めたくなくて、ここのところずっと虎徹さんを避けている。
第一、彼には亡くなった奥様が今でもいる。心のなかで生きている。だからこそ、未だに指輪も外さないのだろう。
深く重苦しいため息をこぼすと同時に来客を知らせる音が鳴った。そこには、予想外の、そして、今の今まで思い描いていた人が立っていた。
「よっ!バニー」
「・・・、どうしたんですか、こんな時間に」
「ああ、えっと、いいか上がっても」
「どうぞ。お酒切らしてますけど」
「いいっていいって。車できてるし」
直ぐ帰るつもりなのだと悟り、哀しみと安堵が錯綜する。判ってるつもりなのに。仕事上の相棒であり、自分自身は虎徹さんにとってそれ以上でもそれ以下でもない事くらい。
彼に珈琲を出し自分も腰を掛ける。虎徹さんはハンチングハットをぐしゃりとしたり直したりを繰り返していた。お気に入りのハットをこういう風に弄る時、虎徹さんはよほど云い難い事を抱えている。
「なにかあったんですか?」
「なにか、って、そのな。あれだ!あれ!」
「あれって、なんですか?」
「うーん。・・・、ぶっちゃけ聴いていいか?」
「どうぞ」
「バニーさ、俺の事避けてない?」
思わず固まってしまった。しくじった自分自身に舌打ちした後、おそるおそる虎徹さんを伺うと、その瞳には哀しみが見てとれた。そんな顔させたくはないのに。
「避けてません!」
「嘘つけ!ここのところ仕事の事しか話ねーし、俺、お前の気に障ることしたか?なんかまた1人で抱えてんじゃねえーのか?俺じゃ頼りにならねえーのか?」
「・・・。好きな人が出来ただけです」
云ってしまった。悔いると共に虎徹さんを見つ返すと、口をあんぐりとした状態のまま固まっていた。
「そんなに可笑しなことですか」
「いやいや。・・・、うん、そっか、そうかー、なんだよ水臭い!云ってくれればオジサンいくらでも力になるのに!」
一瞬硬い表情だったのは気のせいだろうか。それにしても、好きな人に協力者になってもらおうなどと考える馬鹿はいない。だが、裏を返せばその程度なのだ自分自身は・・・
「で、で?どんな子なんだ?」
「云いません」
「ケチ。・・・でも、そっかーバニーに好きな人、か」
穿ちすぎだろうか。虎徹さんの声に何時もの覇気が感じられなかった。だからだろうか、口にするつもりなど更々なかったのに思いの断片を云ってしまったのは。
「片思いの上初恋、です」
「片思い!?初恋!?」
「なにもそんなに驚かなくても。両親を殺されてからそんなこと考える余裕なかったんですよ!!」
「歳は?」
そう、頭に血が上ると何時もの冷静や余裕など彼方へと行ってしまう。だからこそ、この時も虎徹さんの問いに条件反射で答えてしまった後だった。
「歳上でしかも子持ちのヤモメです。鈍いしどん臭いし、そのくせなにかと世話焼きで直ぐ後先考えないで突っ込むし、優しいけど、その優しさが憎たらしい。指輪だって。もう奥さんいないじゃないですか!」
「バニー?」
しまった!!これでは虎徹さんを好きだと云っているのも同じではないか。
「えっと、つまりええと、・・・俺?」
「安心してください。だからって仕事に支障を来たす様なまねはしませんから。そういう訳ですから帰ってください」
無理矢理虎徹さんを立たせグイグイ引っ張ってゆき玄関先へと向かわせようとする。
「お、おい!バニー!」
「兎に角、帰ってください!」
「バニー聴けって!!」
突然腕が逆方向の力に負け、グイッと壁際に押しやられた。虎徹さんの両腕が僕自身から開放され壁にかけていた。
「俺の事嫌いじゃねえーんだよな」
「だから、そう云ってるじゃないですか!」
「・・・、よかった。俺、お前に嫌われたとばかり」
どうしてくれよう、この人。安心して笑うところでもあるまいに。目の前の男が貴方を好きだと云ってるのだ、危険を察知出来ない鈍さ加減に内心お手上げしたい。貴方それでもヒーローですかと怒鳴ってやりたい。それとも、それとも。このまま押し倒してやろうか。
この時、悪魔の誘惑に僕は負けた。虎徹さんの顎を掴み、強引ととれる口づけをしていた。何度も角度を代え貪る様に。零れ落ちる雫を指先で払うと、虎徹さんの髭がなんともいやらしく思えた。幾度も代え貪っていると、虎徹さんの躰から力が抜けてゆく、崩れ落ちそうになったところを両腕でしっかりと抱きかかえた。
「はぁ、・・・な、なんだよ今のキス。お前遊び慣れてんだろ!初恋とか云ってなかったか!余裕なかったとも!」
「ええ。でも遊んでなかったなんて誰が云いましたか?それに、正真正銘虎徹さんが初恋です。女の人たちと躰だけの付き合いで、そこに愛は微塵もなかった。言葉は悪いですがセフレです。互いに了解し合ったね」
「おまっ!・・・、性質悪い」
「ほら、もう帰ってください。目の前の男が危険思想抱いてるのこれで判ったでしょう」
「・・・、どうしようバニー。嫌じゃなかった。お前男なのに、ぜんぜん気持ち悪くなかっし、嫌じゃなかったどうしよう」
「虎徹さん?」
真っ赤な顔を悟られまいとハットで顔を覆う虎徹さんの姿がどうしようなんですが。まさか、こんなにも可愛い反応を返してくれるとは予想していなかった。
期待と歓喜で気づくと虎徹さんを抱き上げそのまま寝室へと連れ去っていた。スプリングの音を響かせ虎徹さんの躰がベッドへと沈む。
「わ!わっ!!バニー、待った待った!唇はよかった!マジ腰抜かしたし、気持ち良かった!それは赦す!でもちょっとこれはまだ!!」
「嫌じゃなかったんですよね?」
「わー!!待った待った待ったバニー!俺まだシャワー浴びてないし、こういうのはまだ心の準備中っていうか!こら!・・・ぅうん、はぁ・・・、うぅ、はぁん、・・・て!聴けーー!!!」
「痛いじゃないですか。それに、唇は赦すって。今のだって唇で愛撫しただけでしょう。いい大人でしょ貴方、自分のセリフに責任持ってください」
自分自身狡いとは思った。しかし、脈は多いにある。外堀を埋めてゆけば、自分自身にも勝利が見い出せるかもしれないのだ。初恋は誰かが実のらないものだと云ったというが、そんな迷信に誰もが従う理由にはならない。
「じゃ、じゃ。・・・口でしてやるそれ。自分自身がヤられるのはまだ恥ずかしいし、気持ちの整理中っていうか、駄目、か?」
・・・。時折虎徹さんの思考が吹っ飛ぶ時があるのは知っていたが、これもまさにそれに値するって自覚、は、ないな。きっと。無邪気って恐ろしい。それとも、無知の類なのだろうかこれも。
どちらにせよ、初恋とは勝ち取るものなのだ。始めてだからこそ、戸惑いを覚え手をこまねいて見ている者たちが大半を占める。だが、闘わずしてなんになる。
「クス。じゃ、お願い虎徹さんの唇で」
お粗末さまでしたm(*_ _)m
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