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The dear devil was found. It is destiny to love it if it is destiny to fight again. Oh, you are my fallen angel.


2013/09/15Sun
ペロペロ。
小ネタ。



舐めてれば治る。いつの時代の民間療法?思わずそう尋ねてしまいそうになった幽助。腕をペロペロ舐める様は黒い猫に見えなくもない。

つい今し方迄、仙水たちとの戦闘スタイルの違いで生じた鬱憤をはらす為に戦闘をしていたせいか、そのギャップに戸惑った。

「薬塗った方が早くねえーか?」

キョトンという表現がぴったりの表情が帰ってきた。益々もって不可解。蔵馬たちとも合流するのだし、あいつなら薬草の1つや2つ持っているはずだし。

そう、あの時迄はそう思ってた。まさか、飛影の唾液には正真正銘治癒能力があるとは。雪菜ちゃんと双子なだけある。しかし、それを悪用している蔵馬にはほとほと呆れる。些細な傷を飛影の前に差し出し、「舐めて」と、きたもんだ。確信犯め。しかもこいつの場合自ら傷を造る念のいれよう。飛影も飛影で傷を治す為ならば、羞恥心も皆無らしい。進んでやってるように見える。

こうなってくると、悪戯心がわくのが人の人情。

「蔵馬。その、あの時も飛影にペロペロさせてんのか?」

「あの時?ああ、勿論です。くすぐったい感じが、ねえークスクス」

なにがねえー、だ。いやらしい笑い方しやがって。

「俺も治してもらおうっかなー」

ちょっとした反撃のつもりだった。が、しかし、この後飛影の唾液だけでは到底治り得ないほどの傷を負わされたのは云うまでもなかった。










ちゃんちゃん♪
例のペロシーン。もう、何度あれにやられたことか。



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