The dear devil was found. It is destiny to love it if it is destiny to fight again. Oh, you are my fallen angel.
2013/08/31Sat
小ネタ。
眼鏡っ子。
「最近おめー眼鏡かけてること多いよな?眼悪かったっけか蔵馬?」
「ああ、伊達ですよ」
「伊達?・・・、もしかして、女寄ってくんの減らすためか」
蔵馬はそれはそれはモテる。確かに美形には違いないが、長年付き合ってる者たちからは、内面のそこ意地悪さが透けて見える。柔和に微笑んでいても、眼がすわっていることは日常茶飯事。その鋭い眼光を隠すために眼鏡をかけたところで、その事実は些かも代わらない。いや、却って眼鏡の奥底から不吉な眼差しが突き刺さる。つまり、温和などという言葉からは更に遠のいていた。
眼が悪い訳でもないのに常にかけているとなると、これはもう飛影が絡んでいるとしか。
「ああ、もしかしてよ、飛影との間になんかあったのか?」
すると、一瞬口元が奇っ怪な角度を造った。その笑みは死神が獲物を前に微笑むそれに似ていた。顔が美形なだけにその微笑は人を凍てつかせるには充分であった。不味いこと聴いた、と、後悔は後からやってくるものだと、幽助はこの後思ったのだった。
「クスクス。眼鏡とる時の彼の顔が、ね」
「・・・、は?」
意味判らない。
「キスする時当たって邪魔でしょ、“これ”」
嗚呼、なんかそっちのスイッチ俺押した、かも・・・
「恥ずかしそうにこれをとってね、拗ねた顔してちゃんとしろって云う姿がたまらなくクルんですよ。もう、めちゃくちゃにしたくなるほど、ね。フフフッ」
・・・、悪魔がここにいます!
ちゃんちゃん♪。
ソファーの上で飛影たんが蔵馬の上にまたがってってシチュエーション希望☆
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