- Awake Memo - | ナノ




The dear devil was found. It is destiny to love it if it is destiny to fight again. Oh, you are my fallen angel.


2013/01/06Sun
mailれす(*ゝω・*)ノ+α。
今晩は〜♪。



桜さ〜んあけましておめでとうです!てへ、幽助君、あれでも2人のよき理解者ですから。気に入ってくださったとうかがいhappy〜!今年もラブラブ?一直線にゆきたいと思ってますんで、またお暇な時などにのぞいてやってくださると嬉しいです♪。今年もよろしくです。そして、桜さんにとって今年も素敵な1年になりますように。
で、ですね。懲りずにまたまたその小ネタの続き↓。こんなれすですが桜さんのハートにPresent(*´∀`*)。





珍しく飛影は陰りのある表情をしたまま。ネギを切るのも途切れがち。ため息もかれこれ数十回。毎日ではないものの、飛影はこうして俺の屋台を手伝う。まあー、要は次いでだ。次いで。この恥ずかしがりやで意地っ張りは、理由がなくては蔵馬のマンションを訪ねようとしない。いつだったか躯がボヤいていた。「あいつらの仲を取り持つために夢幻花の花粉の精製を古狐に頼んでる訳じゃないんだがな」と。元気にしているかなどは邪眼で済むものだろうにとも思うが、ここに来るのも、もしかしたら会えるかも、というこの男にしてはいじらしさからだ。まあー、時としていろんなとばっちりはうけるものの(主に蔵馬。)、そんな姿は可愛らしくもある。

「なんかあったんか」

蔵馬と。と、続ける前にその美丈夫が暖簾をくぐった。

「やあ、久しぶり幽助」

・・・

な、なんだ?なんか今不自然に俺だけ呼ばれたような。喧嘩?に、しちゃなんだかいつもと違うような。蔵馬の様子はいつもと代わらない。まあー、こいつにとことんポーカーフェイスを貫かれたら、俺なんかじゃ判りゃしねーが。ちらっと飛影を見やるものの、飛影自身も平静を装っていた。しかし、その顔色は優れなかった。穿ちすぎかもしれないが、泣き出す1歩手前。そんなふうに俺には見えた。

結局、微妙な空気が漂うなか、蔵馬はラーメンだけを食べその場を去って行った。その事自体がにわかに信じられなかった。いつもであるならば、嫌がる?(正確には照れ。)飛影を引き連れていくというのに。それに、1言も飛影に向けての言葉がなかった。挨拶はもとより次に会う約束も。

「喧嘩、か」

返事はなかった。その代わり、飛影の閉じられた睫毛が濡れていた。心なしか震えてる。

「・・・だ」

「は?」

「だから!ここ暫くヤってないんだ!」

・・・。あれだけ蔵馬とのセックスから逃げ回っていた奴のセリフか。

「暫くったってせいぜい1週間とかだろ」

これ迄のこの2人のサイクルを考え・・・、て!なんで俺が他人の下の事情に詳しいんだあー!

「・・・。3ヶ月」

「ま、マジ!?」

異常事態!ありえない!あの狐が3ヶ月もの間禁欲生活おくれるとは!俺はてっきり生まれた時から看護師たらしこんでヤりまくっていたとばかり。ん?看護師?まさか、あの蔵馬に限って浮気はねえーだろうし。なにせ、あいつこの屋台の常連さんたちの前で堂々たる「俺はひと穴だけを愛でる」宣言ぶちかましてくれたからな。それも爽やかな笑顔で。俺にはそれは悪魔の微笑に見えたが。

「ま、蔵馬も忙しかっただけだって。な。そう落ち込むな」

「・・・、飽きれられたのか、俺は」

「んな訳ねえーって!」

マンネリかあー。そういや、蔵馬前にそんなこと云ってたような。

そうだ!前に瑠架の持ち物を破格の金で買ってくれたオッサンが礼にくれたものが。家には持ち帰れねえーと、確かこのあたりに。

「なんだこれは?氷泪石みたいのがたくさん」

「いいからいいから!それ持って今すぐ蔵馬の処迄ダッシュ!使い方は蔵馬知ってから。で、だな。いざって時はこう云うんだ」



後日───
「やあ、幽助。この前はありがとう」

「ツヤツヤした面ってことは上手くいったんだな」

おうおうご満悦な顔しやがって。

「フフフ。まさかあんな素敵な言葉をも拝聴出来るだなんて」

そう。俺が教えた新たな魔法の言葉は『こんなのよりお前自身の方がいい』。だった。しかし、まあー、ここ迄あからさまにニコニコされるとは。飛影生きてっかな?ヤり殺されてねえーよな?

「作戦成功」

「・・・、作、戦?」

「そう。押して駄目なら引いてみろってよく云うでしょ」

「つまり。あの飛影に対する冷たい態度は伏線だった、と?」

「冷たいだなんて、人聞きの悪い。少し話しをしなかっただけです。目的を果たすためとはいえ、俺だって辛かったんですよ、彼と3ヶ月もの間顔を会わせないっていうのも」

とてもそうは見えなかったが。

はっ!?ま、まさか!

「あ、あのー、蔵馬君。もしかして“俺も”利用された、くち?」

「君の人の良さは尊敬にあたいするよ。だからお礼云っただろう。あ、そうそう。あの玩具は“螢子”ちゃんには内緒でいいんですよね幽助?」

・・・

チキショー!やっぱりこいつは悪党だ!





ちゃんちゃん♪。
ポチっとな押してくださったお姉さんたち〜、ありがとうぺこり。文末にお★様をくれたお姉さんたち〜も感謝でござります!温かいお言葉をいただけ、これからの気力になります!ホントにThank You゚+。(*´>艸<`*)+。゚。今年もこんな感じにスタートを切りましたが、これからも末永くよろしくね。



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