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The dear devil was found. It is destiny to love it if it is destiny to fight again. Oh, you are my fallen angel.


2012/06/26Tue
百足内部、闘技場での
ヒトコマ。



※こネタ。





ドンパチを終え、疲れた躰を横たえる。弾む息もどこか心地よい。やはり、気心知れた飛影との戦闘は甘美なものだ。

感謝と共に隣にいる飛影を見遣ると、

プシュー!

・・・、えええぇぇー!?あの飛影がデオドラントスプレーしてる!

「ああー、飛影」

「なんだ?」

「誰から教わったそれ」

聴かずとも判ったが、これが聴かずにいられようか。「蔵馬」と、簡節なセリフに目眩を覚えたのを責められようか。

「なんて云われた」

「なんて?汗をかいたらするのが常識だと。違うのか」

「・・・。いや、間違っちゃいねえーが」

薔薇の香りを選択するあたりどうよ、と、思わないでもない。そもそも、男がそんなんに拘る方が、とも思うが、飛影の後ろに控えている翡翠の瞳を思い返し、知らず知らずに背筋が凍る。さっき迄の闘いの熱など一瞬で別次元へとぶっ飛んでしまう。おそらく、その薔薇の香りを好む本人からの受け売りなんだろうが。それに、絶対マーキングのつもりで教えたに違いない。薔薇の香り→蔵馬→俺の者に手出し無用。の図式が幽助の頭で構築されてゆき、それらが正しいであろうことも同時に答えを導き出していた。

「まさかとは思うが。・・・、あいつシタ後もオメーにふりかけてんの」

「シタ後?ああ、セックスとかいう交尾の後にか。するぞ」

やっぱりかい!

潔癖症なんだかただの独占欲のあらわれなんだかは微妙なところであり、幽助としてはそちらには言及はしない方向に決め話しを続ける。

「拭くやつとかもあるが、それも」

「持ってるぞ。ほら。使うか?」

「ケッコウです!」

飛影が愛用している薔薇の香りなんかさせていたら、蔵馬になにを云われるか知れたものではない。最悪、報復だってあり得る。

「便利だぞ。外で風呂に入れない時なんかは特に」

・・・、その使い方は微妙に違うような。

「でも」

「でも?なんだ」

「これを使い始めた頃から戦闘する相手が減った気がする」

そりゃ、オメーの見えない影に皆脅えてんだよ!

賢明にも、幽助はそれを胸の裡に留めたのだった。





チャンチャン(´∀`*)r。夏場になると増えるこの手のCM。が、妄想の源は実は、外国人の女性が「ブシュー!」と、虫除けスプレーを軽快に行ってるやつだったり。虫除け→悪い虫→排除→蔵馬の嫉妬。と、連想ゲームしたらこんなん出来ました〜。痛い妄言失礼しました(っд・;)。



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