高山くんの交流会





バシャーン!


疲 れ た ー !!!
もうヘトヘトだ
でも今日の観客は多かったなぁ!

そういえば新米が隣に来たって話だけど…
僕まだ会ってないんだ


今いるかな?
あっ今のシャレじゃないから!


んん〜


いた!


コツンコツン


来たら上から覗いてあげよっと!


******


ボー……


あぁ…気持ちいい


……?


なんか音が聞こえる


スィ〜〜





!!?


「やぁ!」


上から?声?


うぉぉぉぉ!!


イルカが覗いてる…><


*****


「やぁ!新米くん!」
「こっこんにちは…」
「僕 戸田!君は?」
「たっ高山です…」


「今日は君の為に大勢来たね!」
「おっ大勢…?」


立ってた仲間のことかな


「そっそうですね」
「そんなに怯えなくても大丈夫さ!」
「!」
「僕たちは仲間なんだよ」


「あの…」
「ん?なんだい?」
「……貝は好きですか?」
「貝?あぁ!大好きだよ」
「!!!!」


すぃぃいいいいいっっっ!!


「おーーい!なんで離れるだ!」
「この貝は僕のですから!」
「う…うん そうだと思うよ」


ピー!!!


「あっ!僕そろそろ戻るね!」
「はっはい」
「またね!貝を落とさないように気をつけて!」
「!」


戸田さんは僕の貝の心配をしてくれてる…!


いいイルカさんだ!!


松岡さんにも知らせよう!


すぃーーー


トントン!


「松岡さーーん!」
「やぁ!高山くん!」
「あれ?そこから来れるんですか?」
「うん 鍵が開いてたみたいだからね」


「さっき見ましたよ!逆立ち!」
「あぁ あれ?僕にとっては得意中の得意さ」
「かっこよかったですv」
「高山くんだって―」
「はい?」
「素敵なパフォーマンスを披露してくれてたじゃないか!」
「ぱふぉーまんす…?」
「うんvさっきの水中芸だよ!」


それよりも


「松岡さん!あのイルカさんに会いました!」
「戸田くんのことかい?」
「はい!凄くいいイルカさんです!」
「戸田くんは体力もあるし人間にも優しいんだ」
「そうなんですか!?」


「そうだ…これ飼育員さんには内緒なんだけど」
「?」


水槽の底の方に一箇所穴が開いてるんだ
そこから僕は戸田くんの所に移動して 夜に話とかするんだけど
今度高山くんもどうだい?


「洞窟探検みたいですね!」
「うんv結構スリルあるよ!」


「じゃ 今夜迎えにくるね!」
「はいv」


楽しみだなぁ〜


洞窟久しぶりvv


今のうちに日光浴しておこう!


プカー


プカー


zzzzzzz……






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