【恋模様】松岡+ネコ娘




「紅葉が綺麗だな〜」
「ほんと…凄く綺麗」


ゲゲゲの森の木々は暖色系の色付きとなり 季節の移り変わりを告げていた


「あっ!そろそろ焼き芋できたんじゃない?」
「ネコ娘はさっきからそればっかだなぁ〜そんなに食べたいのかい?」
「だって〜いい匂いがするんだもんv」
「じゃ ちょっと待ってて」
「うん!」


枝先で焚き火の中の焼き芋をツンツンと突く


スッー


力を入れなくても簡単に刺さり そのまま抜くと一緒に連れてきた甘い香りを漂わせ始めた


「もう出来たみたいだね」
「じゃ あたしも―」
「ちょっと待って?」


そう言って松岡はネコ娘に身に着けていたちゃんちゃんこを脱ぎ ネコ娘の両手を包ませた


「?ちゃんちゃんこ?」
「出来立ては熱いからね」
「////ありがとう」


ネコ娘の顔は 紅葉 ならぬ 高揚 し始める


「さぁ 食べようか!」
「うんっ」


ホクホクホク…


「うわぁ〜美味しい!」
「ほのかな甘さがちょうどいいね モグモグ…」
「鬼太郎〜そんなに急いで食べなくたって―」


ゲホゲホっっ


「ほらね」
「美味しくてつい…」
「口の周りに沢山ついてる〜あはははv」
「えっ///」


松岡は口の周りについている欠片をパラパラと地面に掃った


「虫たちにもおすそ分けだねv」
「そっ…そうそう その為…だよっははっ」


「熱っ…でも熱々がやめられないv」

「この黄色いところが甘いみたいだよ!」

「こんなに食べちゃったら太っちゃうなぁ〜」


「………」
「どうしたの?鬼太郎」
「あ…いや…」

「美味しそうに食べるネコ娘の顔を見ていたら…」
「ん?何?」
「僕まで 恋う様 しようだよ」
「紅葉?あの木みたく鬼太郎も色が変わるの?」
「あはは そうじゃないよv」
「え〜じゃなにぃ〜?」
「だから 恋う様 …だよ?」
「わかんないよ!もぅ〜鬼太郎のいじわる〜」
「ははははv」


父さん
言葉遊びって楽しいものですね





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