【散髪】松岡+ネコ娘




「鬼太郎〜遅いよ〜」
「ごめんっ待たせちゃったね」
「ほらここに座って」
「うん」


松岡はネコ娘に言われるがまま芝生の上に腰を下ろすと その背後にネコ娘が回り松岡の髪に触れる


「随分伸びたね」
「そうかな」
「そうだよv」


自前の櫛で松岡の髪を梳かしながら毛先を揃えては銀色のハサミですく
その動作は慣れた手つきだ


「鬼太郎の髪ってほんとサラサラだよねv」
「そうかな」
「そうだよ 羨ましいな〜」
「ネコ娘の髪だってとても素敵な色だよ」
「///」


いままで喋りっぱなしだったネコ娘が急に大人しくなってしまった
その分作業が捗っているのかサクッサクと一定のリズムを刻みながら散髪を進めるネコ娘


「はいっおしまいv」
「ありがと」


松岡はネコ娘の手を借り立ち上がると自分の周りに薄っすらと茶色の髪が散らばっていた

松岡は顔を左右に数回振り少し軽くなった毛先を楽しんだ


「今度はネコ娘の番だね」
「えっあたし!?あたしはいいよ〜///」


夕焼けの中
松岡は少し駆け足気味のネコ娘を追いかけながら家路へと向った





父さん
たまには散髪もいいものですね





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