【方言】一反もめん
「おいどんは一反もめんばい」
「うぉいどぉーん!」
「いやいや鬼太郎ちゃん 一反もめんとよ?」
「とぉよ!vv」
「はははは 鬼太郎は馴染みのない方言が面白いようじゃのう」
鬼太郎に気に入られた一反もめんは 2人の為に妖怪横丁を上空から案内するといって家を訪ねていたのだ
「ん〜一人で乗るにはちと難しかねー」
「かぁーね!vv」
本人は跨いで乗っているつもりが 下からみると 一反もめんの幅からは鬼太郎の下駄を履いている足しか見えないのだ
まだ小さいその身体には支えが必要と考え 保護者という文字が浮かんだ一反もめん
だか その考えも一瞬で砕け散った
父は息子よりも小さかった
「よいしょっと」
「!!?」
「下駄は脱げるからここに置いとくばい」
一反もめんは鬼太郎の足から器用に履物を脱がせると 鬼太郎の両脇を抱えた
「ささ おいどんの腕にしっかり掴まっとんしゃーい」
「??うわぁ−−−−−vvvv」
そして横丁の空を舞い始めた
「とうしゃん!ちぃさいv」
「本当じゃのう」
自分の家を眺めては指を差す
そして、ちょうどお風呂屋敷が見え始めたときだった
「くしゅんっ」
地上より少しだけ肌寒かったようです
*
「鬼太郎どん また来たとよ〜」
「度々すまんの〜」
「おいどんに任せんしゃい!」
「おい 鬼太郎〜」
「はい とうしゃん」
目玉おやじに呼ばれ鬼太郎が部屋の置くから とててて… っと小走りで現れた
「さ!鬼太郎 挨拶じゃ 練習したじゃろ?」
「はぁぃ!おねがいします!……んと……」
「いったんもんめvv」
「……まぁ よかとよ〜 さぁ今日も行くば〜い」
そんな2人の出会い
[*前] | [次#]