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「お願いサソリ…明日の任務、デイダラと代わってあげて欲しいの」













それからスミレは
メンバー全員の部屋を訪ね
代わって欲しい旨を伝えた


…しかし















蠍「明日1日、俺がいない間メンテナンスしとくならいいぜ」







いや…だから本末転倒だってば!








鼬「団子一万本」










………物理的に無理だ…














角「金」









…ないよ…
あなたからお小遣いもらってるんですけど!?











絶「「嫌だ」」








…あ、拒否ですか












鳶「実は彼女いるんスよー」










…見え見えの嘘に気が抜けました











飛「その代わり俺の女になれ!」












……お断りします















「はぁ…みんなダメかぁ」








あとは姉貴と鬼鮫だけど

鬼鮫とはご馳走つくるから
居てくれないと話にならないし

姉貴だって同じく
クリスマスに好きな人と
過ごしたいだろうし















泥「もういいだろ…オイラが明日任務いくから」




「え!?」













私はデイダラの台詞が
信じられなかった












泥「そりゃオイラもクリスマスはスミレと一緒に居たかったけどさ…任務だから仕方ないだろ?うん」





「デイダラは…それでいいの?」






泥「リーダーの言ってた通り、オイラたちは忍なんだ。クリスマスだから休みが取れるなんて、甘いことじゃ組織の秩序が乱れちまうよ」







「そ…れは、そうかもしれないけど…」






泥「別に明日じゃなくたっていいじゃねーか、うん。あさってにでもオイラたちだけでクリスマスパーティーやろうぜ?」






「え?あさってじゃあ…」










私が腕によりをかけたご馳走は
明日の夕食なんだよ?

それに、ケーキだって…

一生懸命つくったんだよ?




たくさん失敗もしたんだよ?





ケーキの上には
砂糖菓子でつくった
サンタの格好したデイダラが
のってるのに…



可愛い勝負服だって
買ったのに…



いっぱいいっぱい写真を撮って
想い出たくさんつくりたかったのに























「あさってでいいじゃんなんて……言わないでよぉ………」














私はポロポロと涙を流した










泥「Σスミレ!!!ごめん!ごめんオイラ、何か気に触ること言ったか!?」














「もういいよっ!!!大好きな任務に明日は行けばいいじゃんっ!!!!」
















私はデイダラに
悲鳴のように叫ぶと


走って部屋に閉じ籠った

















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