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『なんで戻るの…もう…っ…』
スミレは自分の体ごとベッドから出ようとした
するといきなり腕を掴まれた
グイッ―
『ぇ?…ちょっ!!』
その力に対応出来ずベッドに倒れたスミレの上には
先ほど寝ていたはずのデイダラが覆い被さっていた
デ「…おはよう…スミレ」
デイダラの柔らかな微笑みに一瞬ドキッとするスミレだがすぐに思い出す
『おはようじゃない…なんで寝てるの?』
デ「…眠かったからだ…うん」
『…なんで私の部屋?』
デ「…スミレがいるからだ…うん」
『…なんでそうなるの?』
デ「…スミレの寝顔可愛かったぞ…うん」
『なッ!……勝手に見るなんて酷い!!』
デ「スミレもオイラのドアップ見てただろ?」
『…寝たふりしてたの?!』
デ「…まぁな…うん」
ニヤリと笑うデイダラ
デ「それからお前の胸触った」
『//!わざとだったの?…デイダラの変態!!』
デ「スミレが無防備だからいけねぇんだよ…うん」
『なんでよ!!…私は何も悪くないもんっ』
あ、今日木の葉に行くんだった
『…出掛けるから着替えなきゃ』
とデイダラに声をかけ体を起こそうとしたスミレだったが
手首を捕まれベッドに押し付けられる
『デイダラ!…私着替えるんだって』
デ「…オイラはまだこのままがいい…うん」
『でも私は着替えるのッ!…木の葉に行くから』
デ「…木の葉?…」
『そッ…買い物に行くのッ…だから』
デ「駄目だ」
そういってデイダラはスミレに顔を近づけた
『ちッ!…近い!!』
デ「スミレ…綺麗な目をしてるな」
『…へ?』
デ「オイラ…スミレの目好きだ」
『……!!』
その発言に、
ふと先ほどまでみていた夢を思い出す
そう言えば
場所は覚えてないけどデイダラがキスしようとしてきて…
胸に違和感を感じて起きたんだっけ
続き見たかった…
もー…
デイダラとの夢をデイダラによって打ち砕かれるなんて…
と考えていると
そのデイダラとの唇の間間隔がほぼないことに気づく
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