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泥「メリークリスマス!スミレ!!!!」
「…………」
スミレは自分の目を疑った
そして
パタン
とりあえず扉を閉めた
泥「………」
泥「そりゃないだろ!!!!そりゃ!!」
デイダラは扉をこじ開けると
またスミレと向かいあった
「な、なんで…?」
泥「なんでって…オイラはサンタだぞ!!うん!!!スミレにプレゼントを届けにきたぞ」
「な、何言って……だって今日は、任務じゃ…」
そう言うとデイダラは
私にデコピンをした
「Σ痛っ!!」
泥「だーかーら!!鈍いなスミレはっ!!本当は任務じゃなかったの!!!うん!!!」
「えぇ!?」
泥「スミレをびっくりさせたくて、わざと嘘ついたんだ。けどまさか…喧嘩に発展しちゃうとは思ってなかったんだよ。ごめんな」
そう言うとデイダラは
スミレの頭を撫でた
「……もう!!!バカっ!!!!」
泥「Σモゴッ!!!?なんらこえ!?」
私は手のひらに持っていた
ケーキの上のデイダラを
口に押し込んだ
デイダラは苦しそうに
その砂糖菓子を口から出すと
驚いた顔をして目を見開いた
泥「こりゃ……すげぇや!芸術だ!!!」
「一生懸命…それも、ご馳走も、ケーキもつくったんだよ?なのに…もう今頃は、全部みんなのお腹の中かも…」
スミレは悲しそうな顔をした
泥「スミレ……」
ぺ「それなら心配無用だよーん」
「リーダー…?」
リビングからリーダーが
2人分のご馳走とケーキを
もってきてくれた
「これ…とっといてくれたの?」
ぺ「もちろんさ!まぁこういうこともあろうかと思ってね」
泥「嘘つけ。お前が首謀者のクセに、うん」
「えぇ!?リーダーが?」
ぺ「Σシーッ!!!!!何でそれ言っちゃうかな!?」
泥「ちなみにスミレ以外みんなグルだ、うん」
「だからみんな任務を代わってくれなかったのか…」
ぺ「さ、2人でクリスマスパーティーをしておいで」
リーダーがそう言って
デイダラの部屋の扉をあけると
「わぁ…!!!キレイ!!」
デイダラの部屋は
たくさんのキャンドルが灯され
すごくキレイだった
ぺ「騙したお詫びだよ、スミレ…ごめんな」
泥「嘘つけ。鬼鮫が一生懸命キャンドル並べてるのオイラみたぞ」
ぺ「Σシーッ!!!!」
「リーダーもみんなもありがとう!!!」
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