判断ヲ下ス(めだ箱) | ナノ

玉入れ、ですか。玉入れはこつが掴めればさっくり決まるスポーツですね。まあ、投げても入らなければ意味ないですが。

さて、どうなることやら。

「部活動対抗水中運動会!」
「第一種目、水中玉入れ!」
「でわでわっ!これより開始したいと思います!!」

宣言が出され各部活動の声が聞こえた。ルールをあっさりと聞き入れ、男女差があることを見て理解する。でも競泳部には多分1つじゃ足りないと思うな。

「おーっと申し遅れました!本大会 実況はわたし放送部部長代行阿蘇短冊が!解説は――
「この世ぬ知らぬことなし!一文字流不知火ちゃんでーっす!」そして審判には見境さんで!お送りします!」

あの人すごいな阿蘇さん…滑舌が良すぎる。隣の人は不知火…不知火…?なんだろう、聞いたことがある。もしかして――…。
考えていた中、阿蘇さんの「よおい」という大きな声が響いたので私は玉入れをじっと見詰めていた。

―――

20、と。早いな競泳部。生徒会よりあっさり入れた。でもちゃんと喜界島さん私の言うこと聞いてくれたみたい。無茶だけど、ぎりぎりのラインで押し切ってる。
さて、次は、20、と。生徒会か。目立つな…。まあ目立たなきゃ生徒会じゃあないでしょう。
だからこそ、ほとんど20なんですよね…。
仕事が減ってしまったよ…。つまらないじゃないか…。


111115




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