だらっと日常(男子高) | ナノ





彼女は唐沢が女子の扱いがうまい、といっていた。おいこら、男子高だぞここお!!
ということで、聞いてみることにした。

「なあ、唐沢」
「なんだ?」
「お前って慣れてるのか?」
「…何のだ?」

話が繋がってねーぞ!おい、どーなってんだ、偽名やろう!
(本名教えてもらってない)

そんな俺が苛々していたことに気付いたのか、唐沢はあれか、と呟いた。

「あれだ(多分)」
「なら、慣れてるな扱いに」

おいこらまてええ、女の子の扱いに慣れてるって何!この前タダクニの妹に殴られそうになってたよな!いやまあ彼氏にするなら1番だって言ってたけどな!!

「お、眼鏡くんじゃあないか。で、ああこの子が帽子の人か」
「どうも」
「帽子くんって呼ぶね!ちなみに私のことはミカリンと呼べ。まあ偽名だけどな」
「偽名か、」
「そうだ、偽名だ。最近怪しいからなー。で、眼鏡くんよ、何を帽子くんと話ていたんだいミカリンに教えなさいな」

によによと笑みをする彼女。ちくしょう、かわいいから直視できねぇ!なんだよ!卑怯じゃねぇかよ!スカートみじけぇよ!

「おいこら眼鏡スカート見るな。んで帽子くんよ。隣人さんとは仲がいいのかい?お菓子投げてたけど」
「ああ、そうでもしないと面倒なことになるからな」
「まあ聞いた限りだと、すごいもんね、隣人さん」

おいこらお前ら、俺抜きで話すな。さみしーだろうが。

「隣人さんって誰なんだ唐沢」

「帽子くん。スカートを見ていた眼鏡くんは空気になったから答えなくていいよ」

愛称長くなったけどなんかやだ!いやスカートは見てたよ!つい!つい見ちゃったんだよ!!


スカートを見る眼鏡くんと
無口な帽子くん

(詳しく分からず仕舞いだった…)
(どうしたんだいスカート見てた眼鏡くんよ)
(見てたけど見てねぇよ…)


120207

ただ単に愛称長くしてみただけ

ちなみに約一週間スカート見てた眼鏡くんと呼ばれたそうな



×