女体化注意。
こんなことがありえるのか。
「びっくりした?」
にまりん、と紫の唇を歪めて笑う彼の胸には双の膨らみ。
「え、あ、……隼……総……?」
「うん、そー。」
終始ニヤニヤとしている隼総は、なんと俺の性別の逆。そう、女になっていた。そして俺はなぜか隼総に馬乗りされていた。
「な、え、なん…!!?」
「なんか『神のあくあ』?だかってやつをふざけて作ろう!ってなって飲んだらこうなった。」
てへぺろ☆と非常に煩わしいリアクションの隼総。
「…いや、なってしまったものは仕方がない…のか…?」
「そーそー。」
テキトーな返事をしつつ男の象徴が無くなったソコを擦り付けてくる。
「ひっ!ちょ、まて、はやぶさ…!」
どん!!と胸を押すとそこにはふくよかな胸。
「…〜〜!!?」
ぼん!!!と赤くなった後、慌ててズザァ!!と離れるとベッドから落ちそうになる。
「え、」
「喜多!!!」
咄嗟に手を伸ばすが間に合わず、共に床へ落ちてしまった。
「…っつ……」
と、喜多の顔には柔らかな感触。
「あ。……一番クン、へーんたい。」
再びにまりん、としながら脚を閉じる隼総。
………そう、俺が落ちたのは…隼総の股の下。正式には隼総が落ちて来たのだが。
「んー!!!ん"ー!!!!」
再び真っ赤になりながらバタバタと離れろ、と言外に言う喜多。
「んー…じゃあこっからは離れてやるよ。」
す、と顔から離れる隼総。…が、再び今度は胸にのしりと乗っかってくる隼総。
「…はやぶさ、何……んひっ!!」
するりと喜多の股間を触ると途端にあがる甘い声。
「……かわいいなァ、ね、一番。」
ぼそり耳元で囁かれ、びくりと肩が跳ねる。
「ははっ……な、ヤろうぜ?」
ニィ……と妖しく笑う隼総にぞくぞくと何かが這うような快楽がはい上がった。
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