そんなかんじで戯れていると、集合がかかりました。
「…じゃあこのチームで試合するから、まずA対Bな。はいじゃあコート入ってー」
どうやらAチームには会長と副会長、Bチームには双子庶務がいるようです。
「…てめぇらには負けねぇ。」
「そうですね。あなたがたに負けるほど私はやわじゃありませんから。」
ぎらりと肉食獣の様な目になる副会長…正直すごく怖いです。
「…へっへーん!僕らのコンビに勝てるって?」
「馬鹿いわないでよぉ?」
「「最強コンビに勝てるはずがないよ…ねぇ?」」
にやりんと顔を見合わせている双子もなかなかに怖いものです。
「じゃあA対Bの試合を始める!互いに礼!」
おねがいしまーす。と挨拶が交わされて試合開始です。
ジャンプボールを制したのはAチーム。会長が攻めていきます。
「おらお前等!早くこねぇとシュートしちまうぞ!」
流石は会長です。素晴らしいスピードでゴール近くまで来ました。
「かいちょー早いよー!」
「かいちょーの癖にー!!」
「なんだそりゃ!!」
双子の酷い文句にツッコミつつレイアップシュートです。見事にシュートが決まりました。
「「「きゃぁあああ!!!!会長かっこいい!!!!!!」」」
親衛隊の黄色い声援が聞こえます。人気者ですね。
「さっきの威勢はどうしたぁ?」
にやりん、と笑い返してやります。
「…ふふふ」
「スピードは勝てないけど」
「「僕らはそれにコンビネーションで打ち勝つ!!」」
ぎん!!と俄然やる気の双子達…親衛隊はさらに騒ぎます。
「さて会長。」
「副会長もね。」
「「覚悟…してね!」」